年金現価 計算(アニュイティ)
この年金現価 計算ツールは、元本から受け取れる毎回の定額、または定額の支払いが続くときの現在価値(年金現価)と将来価値(年金終価)を求めます。例:元本100,000を年5%で運用しながら20年間取り崩すと、毎月659.96を受け取れます。
計算例:計算する内容: 元本から毎回の受取額を計算 · 元本(現在価値) 100,000 · 年利率 5 % · 期間 20 年 · 年間の回数: 毎月(12回) · 支払いの時期: 期末払い(各期の終わり) → 結果:毎回の受取額 = 659.96(全240回)。出典:Brealey/Myers/Allen: Principles of Corporate Finance、章「How to value annuities」。数式の解説(ordinary annuity、annuity due):Wikipedia「Annuity」。更新日:
計算方法
年金(アニュイティ)とは、一定の間隔で同じ金額を支払い続けることです。元本を取り崩して毎月受け取る場合や、毎月一定額を積み立てる場合がこれにあたります。関係する量は3つあります。年金現価(一連の支払いの現在価値)、年金終価(利息を含めた将来の合計)、そして毎回の金額です。このうち2つと利率・期間がわかれば、残りの1つを計算できます。
計算式
1期あたりの利率を i = 年利率 ÷ 年間の回数、回数を n とすると、期末払いでは、年金現価 = 毎回の金額 × (1 − (1 + i)^−n) ÷ i、年金終価 = 毎回の金額 × ((1 + i)^n − 1) ÷ i です。式を変形すると、毎回の金額 = 年金現価 × i ÷ (1 − (1 + i)^−n) となります。期首払い(各期の初めに支払う)の場合は、年金現価と年金終価に (1 + i) を掛け、元本から求める毎回の金額は (1 + i) で割ります。
計算例
元本100,000、年利率5%、20年、毎月末に受け取る場合、i = 5% ÷ 12 = 0.41667%、n = 240 です。毎回の金額 = 100,000 × 0.0041667 ÷ (1 − 1.0041667^−240) = 659.96。期間全体の受取総額は158,389.38で、そのうち58,389.38が利息です。期首払いにすると657.22に下がります。逆に、同じ条件で毎回500を支払う場合、年金現価は75,762.66、年金終価は205,516.83です。
- ローンや年金の受け取りは期末払いが一般的です。家賃や多くの積立は期首払いにあたります。
- 利率が高いほど、元本から受け取れる金額は大きくなり、定額の現在価値は小さくなります。
- 元利均等返済のローンの返済額も同じ計算で求まります。その場合の元本は借入額です。
よくある質問
毎回の受取額はどう計算しますか?
元本に1期あたりの利率を掛け、「1 −(1 + 利率)の−回数乗」で割ります。100,000、5%、240回なら659.96です。
期首払いと期末払いの違いは何ですか?
期首払いは各期の初めに、期末払いは各期の終わりに支払います。1期分のずれで利息が変わり、例では659.96が657.22になります。
年金現価は何を表しますか?
将来のすべての支払いを現在の価値に直した金額です。毎月500を240回支払うと合計は120,000ですが、年5%なら現在の価値は75,762.66です。
終身年金にも使えますか?
期間が決まっている確定年金の目安としてのみ使えます。終身年金では平均余命や諸費用も織り込みますが、この計算には含まれていません。
出典・根拠
- Brealey/Myers/Allen: Principles of Corporate Finance、章「How to value annuities」。数式の解説(ordinary annuity、annuity due):Wikipedia「Annuity」
- Wikipedia – Rentenrechnung (年金現価、年金終価、期首払いと期末払い)
更新日: · 編集方針
関連ツール
- 現在価値計算ツール将来受け取る金額や毎回の支払いの現在価値を計算。一時金・年金(後払い・前払い)・永久年金に対応し、割引率ごとの比較も表示します。無料・登録不要です。
- 将来価値計算将来価値計算:元本・年利・毎月の積立額から将来価値を、または将来の金額の現在価値を求めます。計算式・途中経過・年ごとの表つき。登録不要で無料です。
- 金融電卓(貨幣の時間価値の計算)金融電卓のオンライン版。期間数N・年利・現在価値PV・毎回の支払額PMT・将来価値FVのうち4つを入力すると、残りの1つを計算の手順つきで求めます。
- 取り崩しシミュレーション取り崩しシミュレーション。毎月の取り崩し額・運用利回り・インフレから資産が何年もつかを計算。逆に、毎月いくら取り崩せるかも求められます。年ごとの表つき。
- ローン計算(返済シミュレーション)ローン計算ツール。借入額・金利・返済期間から月々の返済額、総利息、返済予定表を元利均等返済で計算します。住宅ローンやカーローンの繰上げ返済にも対応。
- 複利計算シミュレーション複利計算シミュレーション:元本・毎月の積立額・年利から将来の資産額を計算。インフレ後の実質額、目標額までの期間、2倍になる年数、年ごとのグラフと表も表示。
- 住宅ローンシミュレーション住宅ローンシミュレーション:物件価格・頭金・金利・返済期間から毎月の返済額と総利息を計算。月ごとの返済予定表、返済期間の比較、繰上げ返済の効果も確認できます。
- 債券の利回り計算ツール債券の利回り計算ツール:価格・利率・残存年数から最終利回りを求めたり、利回りから理論価格を求めたりできます。デュレーションと支払いスケジュールも表示。
- 国民年金の免除シミュレーション(全額・一部免除と学生納付特例の所得基準)国民年金免除の所得基準を前年の年収・所得と扶養親族の数から判定。全額・4分の3・半額・4分の1免除か学生納付特例か、月の保険料と将来の年金の減り方も計算します。