PFCバランス計算ツール
このPFCバランス計算ツールは、1日に必要なカロリーを推定し、たんぱく質(P)・脂質(F)・炭水化物(C)に振り分けます。結果は1日あたりと1食あたりのグラムで表示されます。目的と配分を選ぶか、自分で決めた目標カロリーを入力してください。
計算方法
PFCバランスの計算方法
PFCバランスとは、エネルギー源となる3つの栄養素、たんぱく質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)がカロリーに占める割合のことです。このツールは3つのステップで計算します。
- 総消費エネルギー:ミフリン・セントジョール式による基礎代謝量(男性は 10×体重kg+6.25×身長cm−5×年齢+5、女性は−161)に、身体活動レベルPALを掛けます。
- 目標カロリー:減量では15%を引き、増量では10%を足します(一般的で控えめな目安)。基礎代謝量を下回ることはありません。
- グラムへの換算:各栄養素のカロリーを、1gあたりのエネルギーで割ります。たんぱく質4 kcal、炭水化物4 kcal、脂質9 kcalです。
例:2,000 kcalをP20%・F30%・C50%にすると、400÷4=たんぱく質100g、600÷9=脂質67g、1,000÷4=炭水化物250gになります。
どの配分を選ぶか
| 配分 | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 |
|---|---|---|---|
| バランス型 | 20% | 30% | 50% |
| 高たんぱく型 | 30% | 30% | 40% |
| ロカボ型 | 30% | 40% | 30% |
| 筋トレ型 | 体重1kgあたり1.6g | 30% | 残り |
成人の一般的な範囲(Acceptable Macronutrient Distribution Range)は、たんぱく質10〜35%、脂質20〜35%、炭水化物45〜65%です。定期的にトレーニングする人については、国際スポーツ栄養学会(ISSN)が体重1kgあたり1.4〜2.0gのたんぱく質を挙げており、筋トレ型はその中間の値を使います。割合を自分で指定した場合、いずれかがこの範囲を外れると注意が表示されます。
注意点
- 消費エネルギーは推定値です。実際の必要量は筋肉量、生活パターン、代謝によって変わります。2〜3週間体重を記録し、目標カロリーを調整してください。
- 1gあたりのカロリーは丸めた平均値のため、食品成分表とは少し異なります。
- 食事プランではありません。病気、妊娠・授乳中、摂食障害がある場合の計画は、医師や管理栄養士に任せてください。
エネルギー必要量だけなら基礎代謝・1日の消費エネルギー計算、運動ごとの消費量は運動の消費カロリー計算、飲むべき水分量は1日に必要な水分量の計算をご利用ください。
よくある質問
PFCバランスはどう計算しますか?
身体データと活動量を入力し、目的と配分を選びます。ツールが必要カロリーを求め、1gあたり4 kcal(たんぱく質・炭水化物)または9 kcal(脂質)で割ってグラムにします。
ダイエット中のPFCバランスは?
目標カロリーによって変わります。ツールは総消費エネルギーの85%を目標とし、そのカロリーを配分します。高たんぱく型は満腹感が続きやすいと感じる人が多いです。
たんぱく質は1日にどのくらい必要ですか?
ドイツ栄養学会(DGE)は成人で体重1kgあたり0.8gとしています。定期的にトレーニングする人にはISSNが1.4〜2.0gを挙げており、筋トレ型は1.6gで計算します。
筋トレ向けのPFCバランスの出し方は?
目的を「増量」にすると総消費エネルギーに10%が加わります。「筋トレ型」ではたんぱく質が体重1kgあたり1.6g、脂質がカロリーの30%、残りが炭水化物です。
自分で決めた目標カロリーで計算できますか?
「自分で決めた目標カロリー」に入力してください。ツールはそのカロリーをそのままたんぱく質・脂質・炭水化物に振り分けます。
1gあたりのカロリーはいくつですか?
たんぱく質と炭水化物は1gあたり4 kcal、脂質は9 kcalです(アトウォーター係数、FAO)。アルコールは1gあたり7 kcalですが、ここでは含めていません。
出典・根拠
- Mifflin-St Jeor: Mifflin MD, St Jeor ST et al. (1990): A new predictive equation for resting energy expenditure in healthy individuals. Am J Clin Nutr 51(2):241–247
- FAO/WHO/UNU (2004): Human energy requirements, 第5章(PAL値)
- FAO (2003): Food energy – methods of analysis and conversion factors, 3.5.1節:アトウォーター係数 4/9/4 kcal/g
- Institute of Medicine / National Academies (2005): Dietary Reference Intakes for Energy, Carbohydrate, Fiber, Fat, Fatty Acids, Cholesterol, Protein, and Amino Acids – Acceptable Macronutrient Distribution Ranges
- Jäger R et al. (2017): International Society of Sports Nutrition Position Stand: protein and exercise. J Int Soc Sports Nutr 14:20
更新日: · 編集方針
関連ツール
- 基礎代謝・1日の消費エネルギー計算基礎代謝を計算するツール。性別・年齢・身長・体重からMifflin-St Jeor式で基礎代謝量を、身体活動レベル(PAL)から1日の総消費カロリーをkcalとkJで求めます。
- 運動の消費カロリー計算運動の消費カロリーを計算。ウォーキング、ランニング、水泳、自転車など30種類の運動から、METs(メッツ)・体重・時間で消費カロリーを求めます。
- 1日の水分量の目安を計算:1日に必要な水分量1日に必要な水分量の目安を計算。年齢・性別・体重、妊娠中や授乳中かどうかから、飲み物でとる水分と食事を含めた総水分量をEFSAとDGEの基準で表示します。
- BMI計算:肥満度と標準体重BMI計算ツール。身長と体重を入れるだけで自動計算し、日本肥満学会の基準で低体重・普通体重・肥満1〜4度を判定。標準体重と普通体重の範囲もわかります。
- 標準体重・適正体重の計算身長を入れるだけで標準体重(BMI22)と、日本肥満学会の基準で普通体重になる適正体重の範囲(BMI18.5〜25未満)を計算します。
- 必要カロリー計算ツール必要カロリーを計算。基礎代謝と活動量から1日の消費カロリーを推定し、体重維持・減量・増量のための目安カロリーも表示します。計算過程つきで無料。
- オンラインメトロノーム無料で使えるオンラインメトロノームです。BPM20〜300、2/4〜12/8拍子、アクセント、8分・3連・16分の細分化、タップテンポに対応。アプリ不要でスマホでも使えます。
- カフェイン 計算(1日の摂取量)コーヒー、紅茶、コーラ、エナジードリンク、チョコレートのカフェインを合計し、欧州食品安全機関(EFSA)の目安(成人1日400 mg、妊娠中200 mg)と比べます。
- 音域チェック:歌声の最低音と最高音をマイクで測る音域チェックをブラウザで無料で。マイクに向かって声を0.3秒以上伸ばすと、出せた最低音と最高音をカラオケ式(mid2C・hiA)と国際式(C4・A4)の両方で表示します。