体脂肪率の計算(米海軍式・メジャーで測る)
メジャーで首とウエスト(女性はヒップも)を測り、身長とあわせて入力してください。体脂肪計がなくても、米海軍式(U.S. Navy法)で体脂肪率を推定できます。
計算方法
米海軍式の計算方法
計算式は、米海軍健康研究センター(Naval Health Research Center)の2つの報告書(Hodgdon・Beckett、1984年)によるものです。まず身長と周囲長(すべてcm)から身体密度を推定します。
体脂肪率の計算の仕方
- 性別と単位を選びます。
- 身長、首回り、ウエストを入力します。女性はヒップも入力します。
- 米海軍式による推定体脂肪率が自動で表示されます。
- 男性:身体密度=1.0324−0.19077×log₁₀(腹囲−首回り)+0.15456×log₁₀(身長)
- 女性:身体密度=1.29579−0.35004×log₁₀(ウエスト+ヒップ−首回り)+0.22100×log₁₀(身長)
身体密度はSiriの式(1961年)で体脂肪率に換算します:体脂肪率(%)=495÷身体密度−450。インチで入力した場合は、先に正確にcmへ換算します(1in=2.54cm)。
計算例(男性):身長170cm、首回り37cm、腹囲80cm。腹囲−首回り=43cm、log₁₀=1.6335。log₁₀(170)=2.2304。身体密度=1.0324−0.19077×1.6335+0.15456×2.2304=1.0655。体脂肪率=495÷1.0655−450≈14.6%。
正しい測り方
- 首回り:のどぼとけのすぐ下。前側がやや下がるようにメジャーを当てます。
- 腹囲(男性):へその高さで水平に。息を自然に吐いたところで測ります。
- ウエスト(女性):いちばん細いところ。みぞおちとへその中間あたりです。
- ヒップ(女性):お尻のいちばん出ているところ。
メジャーは肌を締めつけず、ぴったり沿わせます。2回測って平均をとると誤差が小さくなります。
精度はどのくらい?
計算式は、海軍の隊員を対象に水中体重法と比べて検証されています。推定の標準誤差は男性で3.5ポイント(別の男性100人での検証では2.7)、女性で3.7ポイント(検証では4.0〜4.4)でした。つまり16%という結果は、実際には約12.5〜19.5%の範囲にある可能性があります。計算機はこの幅もあわせて表示します。
「良い」「高すぎる」といった判定はあえて表示していません。元の報告書が示しているのは当時の海軍の基準だけで、医学的な基準値ではないためです。結果は推定値であり、診断ではありません。
よくある質問
米海軍式の体脂肪率はどのくらい正確ですか?
元の報告書では、水中体重法と比べた推定の標準誤差が男性で約3.5ポイント、女性で約3.7ポイントでした。おおまかな目安や、同じ方法での変化の確認には十分ですが、精密な測定ではありません。
女性はなぜヒップも測るのですか?
女性ではウエスト・ヒップ・首回りの組み合わせが身体密度をもっともよく予測し、男性では腹囲と首回りで十分だったためです。2つの式は1984年に別々に作られました。
ウエストはどこで測ればよいですか?
男性はへその高さで水平に、女性はウエストのいちばん細いところで測ります。朝、息を自然に吐いたところで、おなかをへこませずに測るのが理想です。
体脂肪計(体組成計)の数値と比べられますか?
比べられるのは限定的です。家庭用の体脂肪計は生体電気インピーダンス法という別の方法で、体内の水分量などにも左右されます。数値の変化は同じ方法どうしで比べてください。
体脂肪率の目安は男性・女性でどのくらいですか?
一般に女性は男性より体脂肪率が高くなります。ただしこの計算機は、元の報告書が医学的な基準値を定めていないため、判定は表示しません。数値の評価は医師にご相談ください。
出典・根拠
- DTIC ADA143890: Hodgdon J. A., Beckett M. B.: Prediction of percent body fat for U.S. Navy men from body circumferences and height. Naval Health Research Center, Report 84-11, 1984
- DTIC ADA146456: Hodgdon J. A., Beckett M. B.: Prediction of percent body fat for U.S. Navy women from body circumferences and height. Naval Health Research Center, Report 84-29, 1984
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