効果量 計算
効果量 計算ツールは、2つの群の差がばらつきに比べてどれくらい大きいかを、コーエンのdで示します。例:平均が105と100、標準偏差が15と12ならd=0.36で、小〜中程度の効果です。
計算例:群1:平均 105 · 群1:標準偏差 15 · 群1:人数 36 · 群2:平均 100 · 群2:標準偏差 12 · 群2:人数 30 → コーエンのd:d=0.364(小さい効果)。出典:Wikipedia – Effect size: Cohen’s d, Hedges’ g。更新日:
計算方法
効果量は、標本の大きさに左右されずに、差が実際にどれくらい大きいかを示す指標です。コーエンのdは、2つの平均の差を共通の標準偏差を単位として表します。p値は差が偶然かもしれないかだけを示しますが、dはその差に意味があるかを示します。
公式
- プールした標準偏差:s = √(((n₁ − 1) · s₁² + (n₂ − 1) · s₂²) / (n₁ + n₂ − 2))。
- コーエンのd:d = (M₁ − M₂) / s。
- ヘッジスのg:g = d · (1 − 3 / (4 · (n₁ + n₂) − 9))。小さな群でより正確です。
目安
コーエンの基準では、d ≈ 0.2が小、0.5が中、0.8が大で、約1.2以上はとても大きいとされます。あくまで目安で、専門的な判断の代わりにはなりません。d = 0.2でも分布は約92%重なっています。
例
群1:M = 105、s = 15、n = 36。群2:M = 100、s = 12、n = 30。プールしたs = 13.72なので、d = 5 / 13.72 = 0.36です。優越確率は約60%で、群1からランダムに選んだ値が群2の値より大きくなる組が60%あるという意味です。
注意
標準偏差は標本標準偏差(n − 1で割ったもの)を入力してください。信頼区間はHedgesとOlkinによる近似です。対応のある測定(前後比較)には別の式を使います。
よくある質問
コーエンのdとは?
2つの平均の差を標準化した指標で、差を共通の(プールした)標準偏差で割ったものです。測定尺度に関係なく差を比べられます。
どれくらいで小・中・大ですか?
コーエンの目安では、d ≈ 0.2が小、0.5が中、0.8が大です。あくまで目安で、何が重要かは分野によって異なります。
コーエンのdとヘッジスのgの違いは?
ヘッジスのgは、小さな標本でdがやや大きく出る傾向を補正します。群が大きければ両者はほぼ同じです。
優越確率とは?
群1からランダムに選んだ値が、群2から選んだ値より大きくなる割合です。d = 0なら50%、d = 1なら約76%です。
p値のほかに効果量も必要ですか?
はい。標本が非常に大きいと、ごくわずかな差でも有意になります。実際に意味のある差かどうかは効果量でわかります。
出典・根拠
- Wikipedia – Effect size: Cohen’s d, Hedges’ g
- Wikipedia – Probability of superiority (common-language effect size)
更新日: · 編集方針
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