ROAS計算ツール
広告費と広告経由の売上を入力すると、ROASとACOSをすぐに計算します。コンバージョン数を入れればCPAも表示。粗利率を入れると、広告費を回収できる損益分岐点ROASと、広告費を引いた後の利益もわかります。
計算方法
ROASの計算式
ROAS = 広告経由の売上 ÷ 広告費。ROAS(Return On Advertising Spend、広告費用対効果)は、広告費1円あたりどれだけの売上があったかを示します。Google 広告の「目標広告費用対効果」のように、100を掛けて%で表すのが一般的です。広告費1円で5円の売上なら、ROASは500%です。
例:広告費50,000円で売上200,000円の場合、ROAS = 200,000 ÷ 50,000 = 4、つまり400%です。Excelなら売上がA2、広告費がB2にあるとき=A2/B2(%表示なら書式をパーセントに)で計算できます。
ACOSはROASの逆数
Amazon広告ではACOS(売上高広告費比率)がよく使われます。ACOS = 広告費 ÷ 広告経由の売上 × 100。上の例では50,000 ÷ 200,000 = 25%で、売上の4分の1が広告費に使われたことになります。ACOS = 1 ÷ ROAS、ROAS = 1 ÷ ACOSの関係にあり、ROAS 4はACOS 25%、ACOS 50%はROAS 2に当たります。
CPA:1件あたりの獲得単価
CPA = 広告費 ÷ コンバージョン数。40件の注文なら、50,000 ÷ 40 = 1,250円が1件あたりの広告費です。1件あたり売上(200,000 ÷ 40 = 5,000円)は、広告経由の注文の平均単価です。
損益分岐点ROAS:広告が黒字になるライン
ROAS 400%は良い数字に見えますが、それだけでは利益はわかりません。大切なのは、原価や送料などの変動費を差し引いた後に残る粗利率です。粗利で広告費をちょうど回収できるROASが損益分岐点です。
損益分岐点ROAS = 1 ÷ 粗利率、損益分岐点ACOS = 粗利率。
| 粗利率 | 損益分岐点ROAS | 損益分岐点ACOS |
|---|---|---|
| 20% | 5(500%) | 20% |
| 30% | 3.33(333%) | 30% |
| 40% | 2.5(250%) | 40% |
| 50% | 2(200%) | 50% |
粗利率40%なら売上200,000円の粗利は80,000円で、広告費50,000円を引くと30,000円が残ります。一方、粗利率30%でROAS 2(広告費100,000円、売上200,000円)の場合、粗利60,000円に対して広告費が100,000円かかり、売上が広告費の2倍でも−40,000円の赤字です。家賃や人件費などの固定費は損益分岐点ROASに含まれていません。
ROASとROIの違い
ROASは「売上」を広告費で割った指標で、利益は考慮しません。ROI(投資利益率)は「利益」を投資額で割るため、原価を含めた採算がわかります。このツールでは、粗利率を入れると広告費を引いた後の利益が表示されるので、ROIに近い判断ができます。
入力のポイント
広告費・売上・コンバージョン数は、同じ期間・同じキャンペーンの数値を使ってください。広告プラットフォームは独自のアトリビューションで売上を割り当てるため、広告がなくても発生した購入が含まれることがあります。売上と粗利率は、税込か税抜かをそろえて入力しないと損益分岐点がずれます。
よくある質問
ROASの計算方法は?
広告経由の売上を広告費で割ります。広告費50,000円で売上200,000円なら、ROASは4、つまり400%です。
ROASとは何ですか?
ROAS(Return On Advertising Spend)は広告費用対効果のことで、広告費1円あたりの売上を示します。Google 広告、Meta広告、Amazon広告などで広く使われる指標です。
ROASとROIの違いは?
ROASは売上 ÷ 広告費、ROIは利益 ÷ 投資額です。ROASが高くても、原価が高ければ赤字になることがあります。粗利率を入力すると、広告費を引いた後の利益を確認できます。
ROAS 100%とはどういう意味ですか?
広告費と同じ額の売上があった状態です。売上から原価を引くと広告費を回収できないため、ほとんどの場合は赤字です。黒字になるのは、ROASが損益分岐点ROAS(1 ÷ 粗利率)を上回ったときです。
損益分岐点ROASの計算方法は?
1を粗利率(小数)で割ります。粗利率40%なら1 ÷ 0.4 = 2.5(250%)です。実際のROASがこれを上回れば、広告費を引いても利益が残ります。
ExcelでROASを計算する式は?
売上がA2、広告費がB2にある場合は=A2/B2です。%で表示するならセルの書式をパーセントにするか、=A2/B2*100とします。ACOSは=B2/A2です。
出典・根拠
- Google 広告 ヘルプ:入札戦略「目標広告費用対効果」(ROAS = 売上 ÷ 広告費 × 100%)
- Google 広告 ヘルプ:平均コンバージョン単価(CPA)の定義(費用 ÷ コンバージョン数)
- Amazon Ads:ACOS(売上高広告費比率)とは – ACOS = 広告費 ÷ 広告売上 × 100、ROASはその逆数(英語)
更新日:
関連ツール
- CPM・CPC・CTRの計算CPM計算ツール。広告費・表示回数・クリック数からCPM、CPC、CTRを計算します。CPMとCTRから予算・表示回数・クリック数の逆算もできます。
- コンバージョン率(CVR)計算アクセス数とコンバージョン数からCVR(コンバージョン率)を計算。平均注文単価、1訪問あたりの売上、目標達成に必要なアクセス数もわかります。
- LTV(顧客生涯価値)計算顧客生涯価値(LTV)を平均購入単価・購入頻度・継続年数または解約率・粗利率から計算します。CAC、LTV/CAC比率、回収期間も同時に表示します。
- 利益率計算(粗利率・原価率・売価)原価と売価から粗利・粗利率・原価基準の利益率(マークアップ率)を計算。目標の利益率から売価や仕入れ上限も逆算できる無料ツールです。
- 損益分岐点の計算損益分岐点を計算するツール。固定費、販売単価、1個あたりの変動費から、利益がゼロになる販売数量と売上高、限界利益率、目標利益に必要な売上を求めます。
- SERPプレビュー(検索結果の表示幅チェック)タイトルとメタディスクリプションを入力すると、Google検索結果での見え方をプレビュー。表示幅をピクセルと文字数で確認し、省略されそうな場合はお知らせします。