滴定の計算

この滴定の計算ツールは、試料の濃度を求めます。例:0.1 mol/LのNaOH 24.6 mLで25 mLの塩酸が中和されるなら、c=0.0984 mol/Lです。

計算例:求めたい値: 試料(分析対象)の濃度 · 滴定液の濃度 0.1 mol/L · 使った滴定液の量 24.6 mL · 試料の体積 25 mL · 試料の係数 ν(A) 1 · 滴定液の係数 ν(T) 1 → 結果:c(試料)=0.0984 mol/L。出典:Harris, Quantitative Chemical Analysis, Kap. „Titrations“ (n = c·V, Stoffmengenverhältnis am Äquivalenzpunkt)。更新日:

mol/L
ビュレットに入れた溶液の正確な濃度です。
mL
当量点(色の変化)までの体積です。
mL
三角フラスコに入れた体積です。
反応式で試料の前につく係数です(例:H₂SO₄+2NaOHでは1)。
反応式で滴定液の前につく係数です(例:H₂SO₄+2NaOHでは2)。
マイツールボックス入力内容はこのブラウザーにのみ保存されます。

結果

結果
c(試料)=0.0984 mol/L
いろいろな表し方
量値
試料の濃度0.0984 mol/L
滴定液の量24.6 mL
滴定液の物質量2.46 mmol
試料の物質量2.46 mmol
計算の手順
  • n(T)=c·V=0.1 mol/L×24.6 mL=2.46 mmol、n(A)=n(T)×ν(A)/ν(T)=2.46×1/1=2.46 mmol、c(A)=n(A)/V(A)=2.46 mmol/25 mL=0.0984 mol/L。
1段階で完全に進む反応について、当量点で成り立つ関係です。係数は釣り合いのとれた反応式から取ります(ν(A):ν(T))。複数回の測定の平均をとってください。

計算方法

滴定は、濃度が未知の溶液(試料)を、濃度が正確にわかっている溶液(滴定液)と当量点まで反応させる分析法です。使った体積から、知りたい濃度が求まります。

公式

当量点では、物質量が反応式の係数比になります。n(A)/ν(A)=n(T)/ν(T)で、n=c·Vです。したがってc(A)=c(T)·V(T)·ν(A)/(ν(T)·V(A))です。逆に滴定液の量を見積もるときは、V(T)=c(A)·V(A)·ν(T)/(ν(A)·c(T))を使います。体積をmL、濃度をmol/Lで入れると、c·Vはそのままミリモルになります。

計算例

25 mLの塩酸を水酸化ナトリウム水溶液(c=0.1 mol/L)で滴定し、色が変わるまでに24.6 mL使いました。HClとNaOHは1:1で反応するので、n=0.1×24.6=2.46 mmol、c(HCl)=2.46/25=0.0984 mol/Lです。硫酸(H₂SO₄+2NaOH、ν(A)=1、ν(T)=2)なら、同じ体積でもc=0.0492 mol/Lにしかなりません。0.1 mol/L・25 mLの試料には、1:1でちょうど25 mLの滴定液が必要です。

よくある質問

当量点とは何ですか?

試料と滴定液が反応式の係数比どおりにちょうど反応し終えた点です。指示薬の色の変化やpHの測定で見つけます。

滴定量から濃度を求めるには?

c(A)=c(T)·V(T)·ν(A)/(ν(T)·V(A))を使います。0.1 mol/Lの溶液24.6 mLと試料25 mL(1:1)なら、0.0984 mol/Lです。

係数ν(A)とν(T)は何を表しますか?

反応式の係数です。H₂SO₄+2NaOHではν(A)=1、ν(T)=2で、硫酸の2倍のNaOHが消費されます。

出典・根拠

更新日: · 編集方針

関連ツール