インダクタンスの計算
インダクタンスの計算で、空芯コイル、トロイダルコア、AL値つきのコアのLを、巻き数と寸法から求められます。例えば巻き数500、直径20 mm、長さ100 mmの空芯コイルは、約0.90 mHです。
計算例:求めたいもの: 円筒コイル(空芯) · コイルの直径 20 mm · コイルの長さ 100 mm · 巻き数N 500 · コアの係数µr 1 · リアクタンス用の周波数 100 kHz → 結果:L≒902.98 µH(ウィーラー)、理想的な長いコイル:986.96 µH。出典:Wikipedia – Spule (Elektrotechnik), Induktivität。更新日:
計算方法
コイルのインダクタンスLは、1アンペアあたりにどれだけの磁束をつくるかを表す量で、巻き数の2乗に比例して大きくなります。単位はヘンリー(H)で、ミリヘンリーやマイクロヘンリーがよく使われます。このツールは4つの代表的な場合に対応します。
公式
長い円筒コイルでは、L=µ₀·µr·N²·A/lです。Nは巻き数、Aは断面積、lは長さ、µ₀=1.2566×10⁻⁶ H/mは磁気定数です。短い1層の空芯コイルでは、rとlをインチで表したウィーラーの近似L[µH]=N²·r²/(9r+10l)のほうが正確です。トロイダルコイルでは、L=µ₀·µr·N²·A/lで、A=h·(外径-内径)/2、l=π·(外径+内径)/2です。AL値のあるコアでは、単にL=AL·N²で、逆に必要な巻き数はN=√(L/AL)です。
例とリアクタンス
巻き数500、直径20 mm、長さ100 mmの空芯コイルは、理想式で0.99 mH、ウィーラーの式で0.90 mHになります。100 kHzでは、リアクタンスX_L=2π·f·Lは約567 Ωです。AL値が1000 nHなら、30回巻きで900 µHとなり、900 µHをつくるのにも30回巻きが必要です。
- 巻き数を2倍にすると、インダクタンスは4倍になります。
- 鉄やフェライトのコアは、飽和しない間、Lをµr倍にします。
- 太い線、多層巻き、高い周波数(表皮効果、自己容量)では値が変わります。
よくある質問
コイルのインダクタンスはどう計算しますか。
長いコイルではL=µ₀·µr·N²·A/lで求めます。巻き数500、直径20 mm、長さ100 mmなら、コアなしで約0.99 mHです。短いコイルはウィーラーの式のほうが適しています。
必要なインダクタンスにするには何回巻けばよいですか。
コアのAL値を使い、N=√(L/AL)で求めます。AL=1000 nHで900 µHなら、30回巻きです。AL値がない場合は、コイルの式をNについて解きます。
AL値とは何ですか。
巻き数の2乗あたりに、コアが与えるインダクタンスのことで、通常はnH単位です。コアの材質と形状をまとめた値で、データシートに載っています。
出典・根拠
- Wikipedia – Spule (Elektrotechnik), Induktivität
- Wikipedia – Inductance (Solenoid, Toroid)
- Wheeler, H. A. (1928): Simple Inductance Formulas for Radio Coils, Proc. IRE 16
更新日: · 編集方針
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