カイ二乗検定の計算

カイ二乗検定の計算は、2つの変数が関連しているか(独立性の検定)、度数が期待される分布に合っているか(適合度の検定)を調べます。表を入れるだけで、例の2×2(30/20と15/35)ならχ²=9.09、p=0.0026です。

出典:1.3.6.6.6, NIST/SEMATECH e-Handbook – Chi-square distribution。更新日:

表の1行を1行ずつ、数値はスペースかカンマで区切ります。適合度検定:1行目=観測度数、任意の2行目=期待する比率(なければ均等)。
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結果

検定結果
χ² = 9.091; df = 1; p = 0.002569
判定
p=0.002569はα=5%より小さいため、関連は統計的に有意で、変数は独立とはいえません(H₀を棄却)。
棄却限界値
α=5%、自由度1の棄却限界値はχ²=3.841です。これより大きければ有意です。
関連の強さ
クラメールのV=0.30(中程度)
比較(2×2)
イェーツの補正あり:χ²=7.919、p=0.004891
途中式
  • χ² = Σ (O − E)² / E
  • E = 行の合計 · 列の合計 / n (n = 100)
  • (30 − 22.5)² / 22.5 = 2.5
  • (15 − 22.5)² / 22.5 = 2.5
  • (20 − 27.5)² / 27.5 = 2.045
  • (35 − 27.5)² / 27.5 = 2.045
  • χ² = 9.091; df = (2 − 1) · (2 − 1) = 1
期待度数
列 1列 2
行 122.527.5
行 222.527.5
標準化残差 (O − E) / √E
列 1列 2
行 11.58-1.43
行 2-1.581.43

計算方法

カイ二乗検定は、観測された度数と期待される度数を比べる検定です。独立性の検定では2つの変数(例:性別と商品の選択)が関連しているかを、適合度の検定では分布が与えられた分布に合っているか(例:サイコロが公平か)を調べます。

計算の流れ

  1. セルごとの期待度数:E=行の合計 × 列の合計 ÷ 総数(独立性)、またはn × 期待比率(適合度)。
  2. 検定統計量:χ² = Σ (O − E)² / E を全セルで合計します。
  3. 自由度:(行数 − 1)×(列数 − 1)、または カテゴリ数 − 1。
  4. p値:帰無仮説が正しいとき、これほど大きなχ²が偶然に出る確率です。pがα(通常5%)より小さければ有意です。

例

Aグループ50人のうち30人が購入し、Bグループ50人のうち購入は15人でした。期待度数は22.5と27.5。自由度1でχ²=9.09、p=0.0026となり、差は有意です。クラメールのV=0.30は中程度の関連を示します。

前提と限界

よくある質問

カイ二乗検定はどう計算しますか?

まず期待度数(行の合計 × 列の合計 ÷ 総数)を求め、各セルで (O − E)² / E を計算して合計します。得られたχ²をカイ二乗分布(自由度=(行数 − 1) × (列数 − 1))でp値に直します。

カイ二乗検定のp値は何を表しますか?

本当は関連がないとしたとき、観測度数と期待度数の差が今回以上に大きくなる確率です。有意水準α(例:0.05)より小さければ帰無仮説に不利な証拠になります。

イェーツの補正はいつ使いますか?

度数が小さい2×2表のときです。各差 |O − E| から0.5を引き、検定をより慎重にします。標本が大きければ差はわずかです。

クラメールのVとは?

関連の強さを0(なし)から1(完全)で表す指標です:V = √(χ² / (n · min(行数 − 1, 列数 − 1)))。2×2の目安は0.1が弱い、0.3が中程度、0.5が強い関連です。

期待度数が5未満のときはどうしますか?

隣り合うカテゴリをまとめるか、データを増やします。2×2表ならフィッシャーの正確確率検定のほうが適切です。

出典・根拠

更新日: · 編集方針

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