年平均成長率(CAGR)の計算

年平均成長率(CAGR)の計算は2通り。最初の値・最後の値・年数から、または投資信託やポートフォリオの各年のリターンから求められます。

計算例:計算方法: 最初の値・最後の値・年数から · 最初の値 10,000 · 最後の値 20,000 · 期間(年) 10 → 年平均成長率(CAGR・幾何平均):+7.18% (年率)。出典:Wolfram MathWorld – Compound interest, doubling time and rule of 72。更新日:

例:投資額、初年度の売上
2.5年などの小数も可
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結果

年平均成長率(CAGR・幾何平均)
+7.18% (年率)
トータルリターン
+100.00% (倍率 2)
2倍になるまでの年数
10年(72の法則:10年)
年ごとの推移
年値
010,000.00
110,717.73
211,486.98
312,311.44
413,195.08
514,142.14
615,157.17
716,245.05
817,411.01
918,660.66
1020,000.00
途中式
  • CAGR = (20,000.00 ÷ 10,000.00)^(1/10) − 1 = 2^(0.1) − 1 = +7.1773%
  • 確かめ:10,000.00 × 1.0717735^10 = 20,000.00
CAGRは、同じ最終値になる一定の年率リターンを表す「ならした」数値です。途中の追加投資や引き出しは考慮しません。

計算方法

年平均成長率(CAGR)は、(最後の値 ÷ 最初の値)^(1 ÷ 年数)− 1 で計算します。100万円が10年で200万円になった場合、CAGRは 2^(1/10) − 1 ≈ 年7.18% です。100% ÷ 10 = 10% ではありません。

リターンを単純平均してはいけない理由

リターンは足し算ではなくかけ算で効いてきます。+50% のあと −50% なら算術平均は0%ですが、100万円は75万円に減っています。正しい平均は幾何平均で、√(1.5 × 0.5) − 1 ≈ 年 −13.4% です。幾何平均は必ず算術平均以下で、値動きが大きいほど差が広がります(おおよそ分散の半分)。投資信託や指数の複数年のリターンが「年率換算」(幾何平均)で示されるのはこのためです。

2つの計算方法

2倍になる期間と72の法則

年率 r なら、お金は ln 2 ÷ ln(1 + r) 年で2倍になります。「72 ÷ 金利(%)」の72の法則でもほぼ同じで、7.2% ならおよそ10年です。積立の計算には複利計算、一度きりの投資の評価にはROIの計算が使えます。

注意点

CAGRはリスクの大きさを示しません。同じCAGRでも値動きはまったく違うことがあります。過去の成績は将来を保証しません。定期的な積立がある場合は、内部収益率(IRR)のほうが適しています。

よくある質問

年平均成長率の計算式は?

CAGR =(最後の値 ÷ 最初の値)^(1 ÷ 年数)− 1 です。8年で5,000から8,000になった場合、1.6^(1/8) − 1 ≈ 年6.05%。

エクセルでCAGRを計算するには?

=(最後/最初)^(1/年数)-1、または =RRI(年数,最初,最後) を使います。各年のリターンからなら =GEOMEAN(1+範囲)-1 を配列数式で入力します。

CAGRと平均リターンの違いは?

CAGRは幾何平均で、実際の成長を表します。各年のリターンの算術平均は、リターンが変動すると実際より高く出ます。

CAGRがマイナスになることは?

あります。最後の値が最初の値より小さい場合で、2年で100から81になれば年 −10% です。

年平均成長率はどんなときに使う?

売上や利用者数の伸び、投資の年率リターンなど、数年間の成長を「1年あたり」にならして比べたいときに使います。

出典・根拠

更新日:

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