板金 展開 計算:曲げ代・曲げ控除・展開長
板金 展開 計算は、SOLIDWORKS ヘルプにある K係数の式 BA = π(R + K·T)·A/180 で行います。例:板厚 2 mm、内R 2 mm、K = 0.5、90°曲げ、外寸 50 mm と 30 mm なら展開長は 76.71 mm です。
計算例:フランジ寸法の測り方: 外寸(仮想シャープまで) · フランジ A 50 mm · フランジ B 30 mm · 板厚 T 2 mm · 内側曲げ半径 R 2 mm · 曲げ角度 90 ° · K係数 0.5 → 展開長:展開長 76.71 mm。出典:SOLIDWORKS Help 2022, “K-Factor”: BA = π(R + KT)A/180, K = t/T (location of the neutral sheet), A = bend angle in degrees (read 09.10.2026)。更新日:
計算方法
曲げ代 BA = π × (R + K × T) × A ÷ 180。R は内側の曲げ半径、T は板厚、A は度で表した曲げ角度、K は中立軸の位置を板厚に対する割合で表した K係数(K = t/T)です。曲げ代は中立軸に沿った曲げ部の円弧の長さで、SOLIDWORKS も K係数の曲げをこの式で計算します。
外寸・内寸から展開長を出す
フランジを平らな部分(接線まで)で寸法取りした場合、展開長は A + B + BA。仮想シャープまでの外寸(図面でふつうの寸法)なら A + B − BD です。曲げ控除 BD は外側セットバックの 2 倍から BA を引いた値で、セットバックは (R + T) × tan(A/2)、90° なら R + T です。
計算例(外寸 50 mm と 30 mm)
| T | R | K | 角度 | BA | BD | 展開長 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2 | 2 | 0.5 | 90° | 4.712 | 3.288 | 76.71 mm |
| 2 | 2 | 0.33 | 90° | 4.178 | 3.822 | 76.18 mm |
| 2 | 2 | 0.5 | 45° | 2.356 | 0.958 | 79.04 mm |
| 2 | 2 | 0.5 | 120° | 6.283 | 7.573 | 72.43 mm |
板厚 3 mm、R = 4、K = 0.45、外寸 100 mm と 60 mm では BA 8.404、BD 5.596、展開長 154.40 mm です。最初の例を接線まで測るとフランジは 46 mm と 26 mm で、46 + 26 + 4.712 = 76.71 mm と同じブランクになります。
K係数はいくつ?
K = 0.5 は中立軸が板厚の中央、K = 0 は内側の面です。実際の値は材質・金型・曲げ半径で決まるため、SOLIDWORKS では材料ごとの K係数をゲージテーブルや曲げテーブルで設定できます。確実なのは試し曲げをして測り、K を逆算することです。曲げ部の円弧は扇形の面積と同じ扇形で、ブランクの重さは鉄の重量計算で出せます。
よくある質問
曲げ代の計算式は?
BA = π × (R + K × T) × A ÷ 180。T = 2 mm、R = 2 mm、K = 0.5、90° なら π × 3 × 90 ÷ 180 = 4.712 mm です。
曲げ代と曲げ控除の違いは?
曲げ代は平らな部分に足し、曲げ控除は外寸から引きます。BD = 2 × セットバック − BA、例では 2 × 4 − 4.712 = 3.288 mm です。
L字曲げの展開長は?
外寸 50 mm と 30 mm、T = 2、R = 2、K = 0.5 なら 50 + 30 − 3.288 = 76.71 mm です。
K係数はどう決めますか?
工場の曲げ表か試し曲げから求めた値を使います。0.5 は中立軸が中央という意味で、実測値がなければ結果は目安です。
曲げ角度は何を入れますか?
板を曲げる角度です。直角なら 90°、内角 135° なら 45° です。
外側セットバックとは?
曲げの接線から外側の仮想シャープまでの距離で、(R + T) × tan(A/2)。R = 2、T = 2、90° なら 4 mm です。
出典・根拠
- SOLIDWORKS Help 2022, “K-Factor”: BA = π(R + KT)A/180, K = t/T (location of the neutral sheet), A = bend angle in degrees (read 09.10.2026)
- SOLIDWORKS Help 2022, “Bend Allowance and Bend Deduction”: Lt = A + B + BA, Lt = A + B − BD (measured from the virtual sharp); bend deduction = difference between bend allowance and twice the outside setback (read 09.10.2026)
更新日: · 編集方針
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