半減期の計算

求めたい値を選び、ほかの値を入力してください。崩壊の式 N = N₀ ×(1/2)^(t/T½)で計算し、途中の計算と、半減期1~10回分の残量を表で示します。炭素14やヨウ素131などの例も選べます。

自分で入力するか、放射性核種の例を選択(データ:IAEA/NNDC)
「半減期」を求める場合は計算結果になります
質量、放射能、原子数、濃度など。NとN₀は同じ単位で入力
「残量」を求める場合は計算結果になります
「時間」を求める場合は計算結果になります
入力内容はこのブラウザーにのみ保存されます。

結果

結果
N = 25
残っている割合
25 %
半減期の回数(t / T½)
2
崩壊定数λ
1.21605 · 10⁻⁴/年 (3.8535 · 10⁻¹² s⁻¹)
平均寿命τ
8,223.36 年
計算の途中経過
  • 計算式:N = N₀ · (1/2)^(t / T½)
  • 半減期の回数:t / T½ = 11,400 / 5,700 = 2
  • 代入:N = 100 · (1/2)^2 = 100 · 0.25 = 25
  • 崩壊定数:λ = ln 2 / T½ = 0.693147 / 5,700 = 1.21605 · 10⁻⁴ a⁻¹
  • 平均寿命:τ = 1 / λ = T½ / ln 2 = 8,223.36 年
  • 残っている割合:N / N₀ = 25 / 100 = 25 %
半減期k回後の残量
半減期の回数時間残量割合
00 年100100 %
15,700 年5050 %
211,400 年2525 %
317,100 年12.512.5 %
422,800 年6.256.25 %
528,500 年3.1253.125 %
634,200 年1.56251.5625 %
739,900 年0.781250.78125 %
845,600 年0.3906250.390625 %
951,300 年0.1953130.195313 %
1057,000 年0.09765630.0976563 %
1年 = 365.2422日(太陽年、NIST SP 811)。核データの表もこの値を使っています。薬の場合、このモデルは一次速度論(一次消失)に従う薬にのみ当てはまり、目安の値です。医学的な助言ではありません。服用量については必ず医師または薬剤師に相談してください。

計算方法

半減期とは

半減期T½とは、ある量が半分に減るまでにかかる時間のことです。半減期2回分で4分の1、3回分で8分の1が残ります。ここから指数関数的な減衰の式が導かれます。

N(t)= N₀ ×(1/2)^(t / T½)= N₀ × e^(−λt)

N₀は初めの量、Nは時間t後の残量です。グラム、ベクレル、原子数、mg/Lなど単位は問いませんが、NとN₀は同じ単位にしてください。

半減期の計算式(求める値ごと)

求める値計算式
残量N = N₀ ×(1/2)^(t / T½)
初めの量N₀ = N × 2^(t / T½)
経過時間t = T½ × log₂(N₀ / N)= T½ × ln(N₀ / N)/ ln 2
半減期T½ = t × ln 2 / ln(N₀ / N)
崩壊定数λ = ln 2 / T½ ≒ 0.693147 / T½
平均寿命τ = 1 / λ = T½ / ln 2 ≒ 1.4427 × T½

時間や半減期を求めるときは対数(log)を使います。log₂(N₀ / N)は「何回半分になったか」を表し、常用対数なら log₁₀(N₀ / N)/ log₁₀ 2 でも同じ値になります。

計算例:炭素14による年代測定

炭素14の半減期は5,700年です。ある木片に、初めの炭素14の25%が残っていました。この試料は何年前のものでしょうか。

  1. 比:N₀ / N = 100 / 25 = 4
  2. t = 5,700 × ln 4 / ln 2 = 5,700 × 2 = 11,400年
  3. 崩壊定数:λ = 0.693147 / 5,700 ≒ 1.21605 × 10⁻⁴ 年⁻¹
  4. 平均寿命:τ = 5,700 / 0.693147 ≒ 8,223年

逆の例:ヨウ素131(T½ = 8.0252日)80 mgは、30日後にどれだけ残るでしょうか。t / T½ = 30 / 8.0252 ≒ 3.738 なので、N = 80 × 0.5^3.738 ≒ 5.99 mgです。

平均寿命と崩壊定数

崩壊定数λは、単位時間あたりに崩壊する割合です(短い時間の場合)。平均寿命τは、1個の原子核が崩壊するまでの平均時間で、半減期より約44%長くなります。τだけ経つと、1/e ≒ 36.8%が残ります。

薬の半減期(血中濃度の半減期)

多くの薬は、血中からほぼ一次速度論に従って消失するため、同じ式が使えます。一般に、半減期の4~5倍の時間がたつと薬はほぼ体外に排出されたと考えられます(5回分で3.125%が残ります)。一方、アルコールのように一定の速さで分解される物質には、このモデルは当てはまりません。この計算は医師や薬剤師の助言に代わるものではありません。

よくある質問

半減期はどうやって計算しますか?

初めの量N₀、残量N、経過時間tから、T½ = t × ln 2 / ln(N₀/N)で求めます。例:100 gが6時間で12.5 gになった場合、N₀/N = 8、ln 8 / ln 2 = 3 なので、T½ = 6時間 ÷ 3 = 2時間です。

半減期の計算でlogを使うのはなぜですか?

経過時間や半減期は指数の中に入っているため、取り出すのに対数が必要です。t = T½ × log₂(N₀/N)で、log₂ 8 = 3 なら「半減期3回分」という意味です。

半減期3回後にはどれだけ残りますか?

(1/2)³ = 1/8 = 12.5%です。一般に半減期k回後には0.5^kが残ります。5回後は3.125%、10回後は約0.098%です。

薬の半減期とは何ですか?

血中濃度が半分に下がるまでの時間です。一次速度論に従う薬なら、このツールで一定時間後の理論上の残りの割合を目安として計算できます。医学的な助言ではないため、服用については医師または薬剤師に相談してください。

半減期と平均寿命の違いは?

半減期は半分が崩壊するまでの時間、平均寿命τは1個の原子核が崩壊するまでの平均時間です。τ = T½ / ln 2 ≒ 1.443 × T½ で、τ後には約36.8%が残ります。

崩壊定数と半減期の関係は?

λ = ln 2 / T½ です。炭素14(5,700年)では λ ≒ 1.216 × 10⁻⁴ 年⁻¹ になります。半減期が短いほど崩壊定数は大きく、放射能は強くなります。

出典・根拠

更新日:

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