iDeCoの節税計算ツール(2026年12月からの拠出限度額にも対応)
iDeCo節税計算を、掛金の全額が所得控除になる仕組みで行うツールです。拠出限度額は厚生労働省「確定拠出年金の拠出限度額」(2026年10月7日確認)の2026年11月分までと2026年12月分からの2つの表に、税額は国税庁の所得税の速算表と住民税の所得割10%(道府県民税4%・市町村民税6%)に沿って計算します。
計算例:加入区分: 会社員で企業年金なし(第2号) · 拠出限度額の時期: 2026年12月分(2027年1月引落し)から · 毎月の掛金 23,000 · 課税所得(課税される所得金額) 4,000,000 · 今の年齢 40 · 掛金を出す年齢: 60歳まで → 年間の節税額(所得税+住民税):84,100円。出典:2026年11月分まで:第1号68,000円(国民年金基金等と合算)、第2号 企業年金なし23,000円・企業年金あり(公務員を含む)20,000円かつ事業主掛金等との合計55,000円以内、第3号23,000円。2026年12月分から:第1号75,000円、第2号 企業年金等と合計62,000円、第3号23,000円, 厚生労働省「確定拠出年金の拠出限度額」(2024年12月~・2026年12月~の2資料、2026年10月7日確認)。更新日:
計算方法
iDeCoの節税額の計算式
年間の節税額 =(課税所得の所得税 − 掛金を引いた課税所得の所得税)+ 年間掛金 × 住民税10%
- 所得控除:iDeCoの掛金は全額が小規模企業共済等掛金控除の対象です。年末調整か確定申告で差し引きます。
- 所得税:所得税の速算表で計算し、復興特別所得税(2.1%)を加えて100円未満を切り捨てます。令和9年分からは復興特別所得税1.1%と防衛特別所得税1%になりますが、合計2.1%は同じです。税率は課税所得に応じて5%〜45%です。
- 住民税:所得割は道府県民税4%と市町村民税6%で、合計10%です(それぞれ100円未満切捨て)。
- 前提:住民税の課税所得は所得税の課税所得と同じとみなしています。実際は人的控除の額が違うため、数百円ずれることがあります。
iDeCoの掛金の上限(拠出限度額)
| 加入区分 | 2026年11月分まで | 2026年12月分から |
|---|---|---|
| 自営業・フリーランス・学生(第1号)・任意加入(第4号) | 68,000円(国民年金基金等と合計) | 75,000円(国民年金基金等と合計) |
| 会社員で企業年金なし(第2号) | 23,000円 | 62,000円 |
| 会社員で企業年金あり・公務員(第2号) | 20,000円(事業主掛金等との合計55,000円以内) | 62,000円 − 事業主掛金等 |
| 専業主婦(夫)(第3号) | 23,000円 | 23,000円 |
2026年12月分の掛金(2027年1月引落し分)から、新しい上限が使えます。掛金を増やすには、加入している金融機関(運営管理機関)への掛金額変更の届出が必要です。付加保険料を納めている第1号の方の新しい上限は74,000円です。
計算例(初期値:会社員・掛金月23,000円・課税所得400万円)
年間掛金276,000円を差し引くと課税所得は3,724,000円になります。所得税と復興特別所得税が56,400円、住民税が27,700円軽くなり、年間の節税額は84,100円です。40歳から60歳まで20年間続けると、節税額の合計は1,682,000円になります(税制と所得が変わらない場合)。
iDeCo公式サイトの例は、掛金月1万円で所得税10%・住民税10%とすると年間2.4万円の軽減です。この例を課税所得300万円で計算すると、所得税12,000円と住民税12,000円で24,000円、復興特別所得税と端数処理を含めると24,200円になります。
掛金月額と課税所得ごとの年間節税額
| 掛金月額 | 課税所得200万円 | 課税所得400万円 | 課税所得700万円 | 課税所得1,000万円 |
|---|---|---|---|---|
| 5,000円 | 11,600円 | 18,300円 | 19,800円 | 26,200円 |
| 10,000円 | 20,700円 | 36,500円 | 38,000円 | 52,400円 |
| 20,000円 | 38,800円 | 73,000円 | 74,500円 | 104,900円 |
| 23,000円 | 44,300円 | 84,100円 | 85,600円 | 120,700円 |
| 62,000円 | 115,000円 | 222,000円 | 228,000円 | 325,200円 |
| 75,000円 | 138,500円 | 253,400円 | 275,300円 | 393,200円 |
62,000円と75,000円の行は、2026年12月分からの上限を使える方の目安です。
受け取るときの税金
iDeCoは原則60歳から受け取れます。一時金で受け取ると退職所得控除、年金で受け取ると公的年金等控除の対象になります。受け取るときの税金は、このツールの節税額には含めていません。
あわせて使えるツール
個人事業主の退職金制度は小規模企業共済の節税計算、税額全体は所得税計算と住民税計算、一時金の税金は退職金の税金計算で確認できます。
よくある質問
iDeCoでいくら節税できますか?
年間掛金に所得税の税率(復興特別所得税を含む)と住民税10%を足した率を掛けた額が目安です。課税所得400万円の会社員が月23,000円を出すと、年間84,100円です。
iDeCoの節税額の計算式は?
掛金を引く前と後の所得税(速算表×102.1%)の差額に、年間掛金の10%(住民税)を足します。
2027年からiDeCoの上限はいくらになりますか?
2026年12月分(2027年1月引落し分)から、会社員は企業年金と合計で月62,000円、自営業などの第1号は国民年金基金等と合計で月75,000円に上がります。専業主婦(夫)は23,000円のままです。
専業主婦(夫)でもiDeCoで節税できますか?
所得税・住民税がかかっていなければ、掛金を出しても税金は減りません。課税所得が0円の場合、このツールの節税額も0円になります。
iDeCoの掛金はいくらから出せますか?
月5,000円以上、1,000円単位で決められます。掛金額の変更は原則として1年(12月分から翌年11月分)に1回です。
iDeCoの控除証明書はいつ届きますか?
国民年金基金連合会が小規模企業共済等掛金払込証明書(控除証明書)を発行します。個人の口座から掛金を引き落としている方には、1〜9月に掛金を出していれば例年10月下旬にハガキが届き、マイナポータルで電子データも受け取れます。会社員で給与天引きの方は、勤務先の年末調整で控除されます。
iDeCoは何歳まで掛金を出せますか?
原則60歳までで、会社員・公務員や国民年金の任意加入者は65歳まで出せます。2026年12月からは、一定の条件を満たす60歳以上70歳未満の方も掛金を出せるようになります。
出典・根拠
- 2026年11月分まで:第1号68,000円(国民年金基金等と合算)、第2号 企業年金なし23,000円・企業年金あり(公務員を含む)20,000円かつ事業主掛金等との合計55,000円以内、第3号23,000円。2026年12月分から:第1号75,000円、第2号 企業年金等と合計62,000円、第3号23,000円: 厚生労働省「確定拠出年金の拠出限度額」(2024年12月~・2026年12月~の2資料、2026年10月7日確認)
- 厚生労働省「2025年の制度改正」(iDeCoの拠出限度額の引き上げ・加入可能年齢の引き上げ、2026年12月1日施行)
- 国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト(掛金は月5,000円以上1,000円単位、全額が小規模企業共済等掛金控除の対象。2026年12月分(2027年1月引落し分)から拠出限度額を引き上げ)
- 国税庁 タックスアンサー No.2260「所得税の税率」(速算表)
- e-Gov法令検索「地方税法」第35条(道府県民税所得割4%)・第314条の3(市町村民税所得割6%)
更新日: · 編集方針
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