苛性ソーダ計算(石鹸づくり)

石鹸のレシピに必要な苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)または苛性カリ(水酸化カリウム)と水の量を計算します。オリーブオイル700 gとココナッツオイル300 gを5 %ディスカウント(鹸化率95 %)で作るなら、苛性ソーダ142.2 gと水288.7 g(濃度33 %)です。けん化価はコーデックス(国際食品規格)の油脂規格の値を使っています。

出典:Codex Alimentarius – CODEX STAN 210-1999 Standard for Named Vegetable Oils, amended 2015, Table 2: saponification value (read 09.10.2026)。更新日:

mg KOH/g
仕入れ先の資料の値
%
5 %なら鹸化率95 %
%
ラベルの値。苛性カリは100 %未満のものが多い
%
アルカリ ÷(アルカリ+水)。33 %がよく使われる出発点
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結果

アルカリと水
NaOH 142.2 g + 水 288.7 g
レシピ
油量けん化価(mg KOH/g)NaOH
オリーブオイル(バージン)700 g184–19690.1 g
ココナッツオイル300 g248–26552.1 g
合計1,000 g142.2 g
水288.7 g
コーデックスのけん化価の下限・上限で計算すると、NaOHは137.6〜146.8 gです。 平均的なけん化価による目安です。作る前に別の計算ツールでも確認してください。苛性ソーダは劇物で皮膚や目を傷めます。ゴーグルと手袋を着け、必ず水に苛性ソーダを入れ、苛性ソーダに水を注がないでください。

計算方法

苛性ソーダ=油の量×けん化価×(1−ディスカウント)。けん化価は、油1 gを石鹸にするのに必要な水酸化カリウムのミリグラム数です。苛性ソーダ(NaOH)にするには、NaOHとKOHのモル質量の比 39.997 ÷ 56.106 = 0.7129 を掛けます。

主な油のけん化価

油脂けん化価(コーデックスの範囲)油100 gあたりのNaOH(中央値)
オリーブオイル(バージン)184〜196 mg KOH/g13.54 g
ココナッツオイル248〜265 mg KOH/g18.29 g
パーム油190〜209 mg KOH/g14.22 g
ひまわり油188〜194 mg KOH/g13.62 g
ラード192〜203 mg KOH/g14.08 g
牛脂190〜202 mg KOH/g13.97 g

範囲はコーデックス規格によります(植物油はCXS 210-1999、オリーブ油はコーデックスのオリーブ油規格、ラードと牛脂はCXS 211-1999)。天然の油は値に幅があるため、このツールは範囲の中央値で計算し、下限と上限で計算した量も表示します。数%のディスカウントで油を少し残すと、この幅を吸収でき、肌あたりもやさしくなります。

計算例

レシピを増減するなら比例計算、水溶液の濃度は質量パーセント濃度計算が便利です。

安全と注意点

苛性ソーダと苛性カリは皮膚や目をやけどさせます。ゴーグルと手袋を着け、換気のよい場所で、冷たい水に少しずつ溶かしてください。子どもやペットは近づけないでください。けん化価は食用油の値です。香料や添加物、表にない油(ひまし油、シアバターなど)は仕入れ先の値を使ってください。結果は目安として使い、作る前に確認してください。

よくある質問

苛性ソーダの量はどう計算する?

油ごとに量×けん化価を足し、0.7129を掛けてNaOHにし、ディスカウント分を引きます。オリーブオイル1000 g・5 %なら128.7 gです。

オリーブオイルのけん化価は?

コーデックスではバージンオリーブ油が184〜196 mg KOH/gです。中央値190は油1 gあたりNaOH 0.1354 gに当たります。

水の量は?

濃度33 %なら水=苛性ソーダ×67÷33で、苛性ソーダのほぼ2倍です。142.2 gなら水288.7 gです。

ディスカウントは何%にする?

レシピの値に合わせてください。このツールの初期値は5 %です。油の一部を残すことで、けん化価の自然な幅も吸収できます。

苛性ソーダと苛性カリの違いは?

苛性ソーダは固形石鹸、苛性カリはやわらかい石鹸や液体石鹸になります。重さでは苛性カリが苛性ソーダの約1.4倍必要です。

なぜ範囲が表示される?

コーデックスは油ごとのけん化価を範囲で示しているためです。オリーブ700 gとココナッツ300 gなら137.6〜146.8 gです。

出典・根拠

更新日: · 編集方針

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