標高と沸点の計算
標高または測った気圧から、水の沸点を計算します。海面では水は100 °Cで沸騰しますが、標高1000 mでは標準気圧が898.7 hPaになり、沸点は96.7 °Cです。標高と沸点の関係は、およそ300 m上がるごとに1 °C下がる程度です。
計算例:計算のもと: 標高 · 単位: メートル・hPa · 標高(海抜) 1,000 → 水の沸点:96.7 °C(206.0 °F)。出典:NIST Chemistry WebBook, SRD 69 – Water: Antoine equation parameters, 344–373 K (Bridgeman and Aldrich 1964; read 09.10.2026)。更新日:
計算方法
水は、蒸気圧がまわりの気圧と等しくなったときに沸騰します。標高が高いほど気圧が低いので、沸点も下がります。このツールは、米国気象局(NWS)の式で標高から標準大気の気圧を求め、NIST Chemistry WebBookに載っている水のアントワン式で沸点を計算します。
標高別の水の沸点
| 標高 | 気圧 | 沸点 |
|---|---|---|
| 海面 | 1013.3 hPa | 100.0 °C |
| 500 m | 954.6 hPa | 98.3 °C |
| 1000 m | 898.7 hPa | 96.7 °C |
| 1500 m | 845.5 hPa | 95.0 °C |
| 2000 m | 794.9 hPa | 93.3 °C |
| 3000 m | 701.0 hPa | 90.0 °C |
| 3776 m(富士山頂) | 634.5 hPa | 87.4 °C |
| 4000 m | 616.3 hPa | 86.6 °C |
| 5000 m | 540.0 hPa | 83.3 °C |
計算式
気圧(NWS、標準大気):p = 1013.25 hPa ×(1 − hft ÷ 145,366.45)1 ÷ 0.190284。沸点(NIST、Bridgeman と Aldrich による344〜373 Kのアントワン定数):T = 1663.125 ÷(5.08354 − log10(p[bar]))+ 45.622 K。1013.25 hPaでちょうど100.00 °Cになります。
計算例
- 標高1000 m:898.7 hPa、沸点96.7 °C。
- 富士山頂(3776 m):標準大気で634.5 hPa、沸点87.4 °C。
- エベレスト(8849 m):標準大気で約314 hPa、沸点70.2 °C。
- 死海の湖岸(−430 m):1066 hPa、101.4 °C。
高地では湯の温度が低いので、料理に時間がかかります。ゆで卵の時間計算は標高も考慮します。温度の換算は華氏・摂氏換算で。
注意点
標準大気は平均的な値です。低気圧が近づくと現地の気圧が10〜20 hPa下がり、沸点はおよそ0.3〜0.6 °C下がります。正確に知りたいときは、その場所で測った現地気圧を入力してください。アントワン定数は71〜100 °Cに合わせたもので、海面より高い気圧や最高峰の山頂では少し外挿になります。
よくある質問
標高1000 mで水は何度で沸騰する?
標準気圧898.7 hPaで約96.7 °Cです。海面より3.3 °C低くなります。
標高が上がると沸点はどのくらい下がる?
人が暮らしたり登山したりする範囲では、およそ300 mごとに1 °Cです。
富士山頂の沸点は?
標準大気では気圧634.5 hPaで約87.4 °Cです。天気によって少し変わります。
エベレストの山頂では何度で沸騰する?
約70 °Cです。8849 mの標準気圧は約314 hPaしかありません。
山でご飯がうまく炊けないのはなぜ?
沸騰した湯でも沸点より熱くならないためです。3000 mでは海面より約10 °C低く、食材に熱が伝わりにくくなります。
天気予報の気圧を使ってもいい?
天気予報の気圧はふつう海面気圧に換算した値です。沸点には、その場所の現地気圧が必要です。
出典・根拠
- NIST Chemistry WebBook, SRD 69 – Water: Antoine equation parameters, 344–373 K (Bridgeman and Aldrich 1964; read 09.10.2026)
- National Weather Service (NOAA) – Pressure Altitude formula (read 09.10.2026)
更新日: · 編集方針
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