密度高度の計算(気温・露点・QNH)

密度高度の計算に、米国気象局(NWS)の式を使います。QNHから観測点の気圧を、露点から仮温度を求め、そこから密度高度を出します。標高1,500 m、1013.25 hPa、気温30 °C、露点10 °Cなら、空気の密度は標準大気の2,408 mと同じです。

計算例:標高の単位: メートル · 飛行場の標高 1,500 · QNH 1,013.25 · 温度の単位: °C · 外気温 30 · 露点温度 10 → 密度高度:密度高度 2,408 m (7,900 ft)。出典:NOAA National Weather Service (El Paso) – Density Altitude: vapor pressure, virtual temperature and density altitude formulas (read 09.10.2026)。更新日:

hPa(例:1013)またはinHg(例:29.92)。100を超える値はhPaとして扱います
METARの値。湿度100 %なら気温と同じ
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結果

密度高度
密度高度 2,408 m (7,900 ft)
詳細
項目値
密度高度7,900 ft = 2,408 m
気圧高度4,922 ft = 1,500 m
密度高度 − 標高908 m高い
観測点気圧(QFE)845.5 hPa = 24.97 inHg
QNH1,013.3 hPa = 29.92 inHg
露点での水蒸気圧12.28 hPa
仮温度31.7 °C
NWSの式による計算上の目安です。密度高度が高いと離陸滑走距離が延び、上昇率が下がります(FAA)。離陸距離や上昇性能は、必ず機体のPOH/AFMの性能図表で確認してください。湿度が高いときは、算出した離陸距離に10 %を加えるようFAAは勧めています。

計算方法

密度高度とは、空気の密度が今いる場所と同じになる標準大気上の高度です。高温・低気圧・高湿度では空気が薄くなり、エンジン、プロペラ、翼の性能は実際より高い場所にいるときと同じになります。計算には米国気象局(エルパソ事務所)の式を使います。

計算例(QNH 1013.25 hPa)

標高気温 / 露点密度高度
0 m15 °C / 0 °C29 m
0 m35 °C / 20 °C788 m
1,000 m25 °C / 10 °C1,633 m
1,500 m30 °C / 10 °C2,408 m
2,240 m20 °C / 5 °C2,964 m
3,000 m10 °C / 0 °C3,544 m

1,500 m・30 °Cの例では、観測点気圧845.5 hPa、水蒸気圧12.28 hPa、仮温度31.7 °Cです。気圧高度は1,500 m(4,922 ft)、密度高度は7,900 ftになります。

湿度の影響

水蒸気は乾いた空気より軽いため、湿度が高いほど密度高度は上がります。1,500 m・30 °Cで露点が10 °Cから15 °Cになると、密度高度は2,408 mから2,429 mになります。標準状態の海面でもちょうど0にならず数mになるのは、式が近似式だからです。

気圧高度

気圧高度は気圧だけを考えた高度で、(1 −(p ÷ 1013.25)^0.190284)× 145366.45 ft(pはhPa)です。空気密度そのものは空気密度の計算、相対湿度からの露点は露点の計算で求められます。

よくある質問

密度高度はどう計算しますか?

標高とQNHから観測点気圧、気温と露点から仮温度を求め、145366 ×(1 −(17.326 × p ÷ Tv)^0.235)で計算します。1,500 m・1013.25 hPa・30 °C・露点10 °Cなら2,408 mです。

暑い日の海面での密度高度は?

0 m・1013.25 hPa・35 °C・露点20 °Cで788 mです。

湿度で密度高度は本当に変わりますか?

変わります。1,500 m・30 °Cで露点が10 °Cから15 °Cになると21 m上がります(2,408 m → 2,429 m)。

気圧高度と密度高度の違いは?

気圧高度は気圧だけ、密度高度は気温と湿度も補正した高度です。例では気圧高度1,500 mに対し密度高度2,408 mです。

QNHはinHgでも入力できますか?

できます。100以下の値はinHgとして扱い、1 inHg = 33.8639 hPaで換算します。

離陸計画に使えますか?

目安としてだけ使ってください。離陸距離や上昇率は機体のPOH/AFMの性能図表で確認します。

出典・根拠

更新日: · 編集方針

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