在職老齢年金の計算ツール(2026年4月からの支給停止調整額65万円)
在職老齢年金 計算を、老齢厚生年金の年額と毎月の給与、直近1年の賞与を入れるだけで行えるツールです。日本年金機構の計算式(2026年10月8日確認)に沿って、2026年4月から65万円に引き上げられた支給停止調整額で、働きながら受け取れる老齢厚生年金と支給停止額を出します。結果は目安です。
計算例:老齢厚生年金(報酬比例部分)の年額 1,440,000 円 · 毎月の給与(報酬月額) 500,000 円 · 直近1年間の賞与の合計(標準賞与額) 1,200,000 円 · 老齢基礎年金の年額 847,300 円 → 受け取れる老齢厚生年金(月額):月85,000円(支給停止 35,000円)。出典:基本月額-(基本月額+総報酬月額相当額-65万円)÷2(令和8年度の支給停止調整額)、年金支給月額がマイナスの場合は加給年金額を含め全額支給停止、老齢基礎年金は全額支給, 日本年金機構「在職老齢年金の計算方法」(更新日2026年4月1日、2026年10月8日確認)。更新日:
計算方法
在職老齢年金の計算方法(2026年4月から)
厚生年金に加入して働きながら老齢厚生年金を受け取る方は、年金と給与の合計が一定額を超えると、年金の一部または全部が支給停止になります。この基準額(支給停止調整額)は、令和7年年金制度改正法により2026年4月から月51万円から65万円に引き上げられました。
支給停止額(月額)=(基本月額 + 総報酬月額相当額 - 65万円)÷ 2
- 基本月額:加給年金額を除いた老齢厚生年金(報酬比例部分)の年額 ÷ 12
- 総報酬月額相当額:その月の標準報酬月額 + その月以前1年間の標準賞与額の合計 ÷ 12
合計が65万円以下なら年金は全額支給です。支給停止額が基本月額以上になると、老齢厚生年金は加給年金額を含めて全額支給停止になります。老齢基礎年金と経過的加算額は減らされません。
在職老齢年金の計算例
- 一部が支給停止になる例:老齢厚生年金が年144万円(基本月額120,000円)、給与が月50万円(標準報酬月額500,000円)、直近1年の賞与が120万円(月100,000円)。総報酬月額相当額は600,000円、合計720,000円なので、支給停止額は(720,000円 - 650,000円)÷ 2 = 35,000円。受け取れる老齢厚生年金は月85,000円(年1,020,000円)で、老齢基礎年金847,300円と合わせて年1,867,300円です。改正前の51万円基準なら停止額は月105,000円でした。
- 全額支給になる例(日本年金機構の例):基本月額10万円、標準報酬月額36万円、賞与年120万円(月10万円)。合計56万円は65万円以下なので全額支給です。改正前は月2.5万円が停止されていました。
- 全額支給停止になる例:基本月額100,000円、標準報酬月額650,000円、賞与年300万円(月250,000円)。合計1,000,000円から計算した停止額175,000円が基本月額を上回るので、老齢厚生年金は全額支給停止です。
- あといくらまで働けるか:基本月額150,000円で給与が月45万円(標準報酬月額440,000円)、賞与なしなら合計590,000円。総報酬月額相当額があと月60,000円増えるまでは減額されません。
計算するときの注意
標準報酬月額は、給与を厚生年金の等級表(88,000円〜650,000円)に当てはめた額で、原則として4月〜6月の給与の平均で決まります。給与が月100万円でも、厚生年金の標準報酬月額は650,000円が上限です。賞与は1回ごとに1,000円未満を切り捨て、1回150万円が上限です。支給停止額は総報酬月額相当額が変わった月から見直されます。
受け取る年金の総額は年金受給額計算、給与から引かれる保険料は社会保険料計算、税金を含めた手取りは手取り計算で確認できます。
よくある質問
在職老齢年金はいくらから減額されますか?
2026年4月からは、老齢厚生年金の基本月額と総報酬月額相当額(給与と賞与)の合計が月65万円を超えると減額されます。2026年3月までは51万円でした。
在職老齢年金の計算式は?
支給停止額(月額)=(基本月額 + 総報酬月額相当額 - 65万円)÷ 2 です。基本月額120,000円、総報酬月額相当額600,000円なら、停止額は35,000円で、年金は月85,000円になります。
老齢基礎年金も減らされますか?
減らされません。在職老齢年金で調整されるのは老齢厚生年金(報酬比例部分)だけで、老齢基礎年金と経過的加算額は全額支給されます。
賞与(ボーナス)も計算に入りますか?
入ります。総報酬月額相当額は、標準報酬月額に直近1年間の標準賞与額の合計を12で割った額を足して求めます。賞与が年120万円なら月100,000円が加わります。
全額支給停止になるのはどんなときですか?
計算した支給停止額が基本月額以上になるときです。基本月額100,000円なら、総報酬月額相当額が750,000円以上で老齢厚生年金は加給年金額を含めて全額停止になります。
65万円は毎年変わりますか?
変わります。65万円は2026年度(令和8年度)の額で、毎年度、賃金の変動に応じて改定されます。
出典・根拠
- 基本月額-(基本月額+総報酬月額相当額-65万円)÷2(令和8年度の支給停止調整額)、年金支給月額がマイナスの場合は加給年金額を含め全額支給停止、老齢基礎年金は全額支給: 日本年金機構「在職老齢年金の計算方法」(更新日2026年4月1日、2026年10月8日確認)
- 令和7年年金制度改正法(令和7年法律第74号):令和8年4月から基準額を月51万円から65万円に引き上げ: 日本年金機構「在職老齢年金制度が改正されました」(更新日2026年4月1日、2026年10月8日確認)
- 厚生年金保険の標準報酬月額 88,000円〜650,000円(32等級): 協会けんぽ「令和8年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表(東京都)」(標準報酬月額の等級表、2026年10月8日確認)
更新日: · 編集方針
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