年金受給額の計算ツール(老齢基礎年金+老齢厚生年金)
年金受給額計算を、国民年金の納付月数、厚生年金の加入月数と平均年収、受け取り始める年齢から行うツールです。日本年金機構の令和8年4月分からの年金額(2026年10月6日確認)で、老齢基礎年金の満額847,300円と、報酬比例部分(平均標準報酬額 × 5.481/1000 × 加入月数)を合計し、繰上げ・繰下げの増減率を掛けた年額と月額を出します。
計算例:国民年金の保険料を納めた月数(20歳〜60歳、最大480) 480 · 厚生年金の加入月数 456 · 厚生年金に加入していた間の平均年収(賞与込み) 5,000,000 · 受け取り始める年齢: 65歳 → 年金受給額(年額):1,888,690円。出典:老齢基礎年金(満額)847,300円(昭和31年4月2日以後生まれ), 日本年金機構「老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額」(令和8年4月分から、2026年10月6日確認)。更新日:
計算方法
年金受給額の計算方法
会社員だった方の老齢年金は、全員共通の老齢基礎年金(国民年金)と、働いていた間の給与に応じた老齢厚生年金の2階建てです。
老齢基礎年金 = 847,300円 × 納付月数 ÷ 480
老齢厚生年金(報酬比例部分)= 平均標準報酬額 × 5.481/1000 × 厚生年金の加入月数
847,300円は令和8年度(2026年4月分から)の満額で、月額70,608円です(昭和31年4月1日以前生まれの方は844,900円)。平均標準報酬額は、2003年4月以降の各月の標準報酬月額と賞与(標準賞与額)の合計を加入月数で割った額で、過去の給与は再評価率で今の水準に直して計算されます。このツールでは平均年収÷12を平均標準報酬額とみなしています。
受け取り始める年齢ごとの年金額
| 受給開始 | 増減率 | 年額 | 月額 |
|---|---|---|---|
| 60歳 | −24.0% | 1,435,404円 | 119,617円 |
| 63歳 | −9.6% | 1,707,376円 | 142,281円 |
| 65歳 | ±0% | 1,888,690円 | 157,390円 |
| 68歳 | +25.2% | 2,364,640円 | 197,053円 |
| 70歳 | +42.0% | 2,681,940円 | 223,495円 |
| 75歳 | +84.0% | 3,475,190円 | 289,599円 |
国民年金を480か月納め、厚生年金に456か月(38年)加入し、平均年収500万円だった場合の例です。65歳からの年金は、老齢基礎年金847,300円と老齢厚生年金1,041,390円(500万円 ÷ 12 × 5.481/1000 × 456か月)で、合計1,888,690円(月額157,390円)です。
繰上げ受給と繰下げ受給
- 繰上げ(60歳〜64歳):1か月早めるごとに0.4%減額。60歳からなら24%減で、減った額は一生続きます(昭和37年4月1日以前生まれの方は1か月0.5%)
- 繰下げ(66歳〜75歳):1か月遅らせるごとに0.7%増額。70歳からなら42%増、75歳からなら84%増です
このツールは誕生月ちょうどに受け取り始める場合(満年齢×12か月)で計算しています。加給年金額や振替加算は増減の対象外で、このツールには含めていません。
国民年金だけの方の年金額
自営業などで国民年金だけに加入していた方は、老齢基礎年金だけになります。40年(480か月)納めれば年847,300円(月額70,608円)、400か月なら年706,083円です。免除を受けた期間は、全額免除なら2分の1(2009年3月分までは3分の1)など、免除の種類に応じた割合で計算されます。
あわせて使えるツール
障害や死亡のときの年金は障害年金計算と遺族年金計算で計算できます。年金だけで足りない分は老後資金シミュレーション、貯蓄の取り崩しは取り崩しシミュレーションで確認できます。
よくある質問
国民年金の満額はいくらですか?
令和8年度(2026年4月分から)は年847,300円、月額70,608円です。昭和31年4月1日以前生まれの方は年844,900円です。
年収500万円で38年働いた場合の年金は?
国民年金を480か月納めていれば、65歳から老齢基礎年金847,300円と老齢厚生年金1,041,390円で、年1,888,690円(月額157,390円)が目安です。
厚生年金の計算式は?
2003年4月以降の加入期間は、平均標準報酬額 × 5.481/1000 × 加入月数です。2003年3月以前は、賞与を含まない平均標準報酬月額 × 7.125/1000 × 加入月数で計算します。
70歳まで繰り下げるとどれくらい増えますか?
1か月0.7%ずつ増え、70歳からなら42%増です。65歳で年1,888,690円の方なら、70歳からは年2,681,940円になります。
60歳から繰り上げるとどれくらい減りますか?
1か月0.4%ずつ減り、60歳からなら24%減です。減額は一生続きます。
年金を受け取るのに必要な期間は?
保険料を納めた期間や免除期間などを合わせて10年(120か月)以上必要です。
このツールの結果と「ねんきん定期便」が違うのはなぜですか?
定期便は実際の標準報酬の記録と再評価率で計算されています。このツールは平均年収から概算しているため、差が出ます。正確な額は定期便やねんきんネットで確認してください。
出典・根拠
- 老齢基礎年金(満額)847,300円(昭和31年4月2日以後生まれ): 日本年金機構「老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額」(令和8年4月分から、2026年10月6日確認)
- 日本年金機構「報酬比例部分」(平成15年4月以降の加入期間:平均標準報酬額×5.481/1000×加入月数)
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」(増額率0.7%×月数、最大84%)
- 日本年金機構「年金の繰上げ受給」(減額率0.4%×月数、昭和37年4月2日以降生まれ)
更新日: · 編集方針
関連ツール
- 障害年金の計算ツール(障害基礎年金・障害厚生年金)障害年金計算ツール。障害等級(1級・2級・3級)、子の人数、配偶者、厚生年金の平均年収と加入月数から、令和8年度の障害基礎年金と障害厚生年金の年額を計算します。
- 遺族年金の計算ツール(遺族基礎年金・遺族厚生年金・中高齢寡婦加算)遺族年金計算ツール。亡くなった方の平均年収と厚生年金の加入月数、配偶者の年齢と子の人数から、令和8年度の遺族基礎年金・遺族厚生年金・中高齢寡婦加算を計算します。
- 老後資金シミュレーション老後資金シミュレーション。年齢・毎月の積立額・利回り・物価上昇率を入力すると、退職時の資産と毎月取り崩せる金額を現在の価値で計算します。
- 取り崩しシミュレーション取り崩しシミュレーション。毎月の取り崩し額・運用利回り・インフレから資産が何年もつかを計算。逆に、毎月いくら取り崩せるかも求められます。年ごとの表つき。
- 社会保険料の計算ツール(健康保険・厚生年金・子ども・子育て支援金)社会保険料計算ツール。給与(報酬月額)と都道府県から標準報酬月額を決め、健康保険・介護保険・厚生年金・子ども・子育て支援金の本人負担を2026年度の料率で計算。
- 手取りの計算ツール(年収から手取り年収と月の手取りを計算)手取り計算ツール。年収(額面)から健康保険・厚生年金・支援金・雇用保険の社会保険料と所得税・住民税を引いて、2026年の手取り年収と月の手取りを計算します。
- 住宅ローンシミュレーション住宅ローンシミュレーション:物件価格・頭金・金利・返済期間から毎月の返済額と総利息を計算。月ごとの返済予定表、返済期間の比較、繰上げ返済の効果も確認できます。
- 国民年金保険料の計算ツール(令和8年度・前納と付加保険料)国民年金保険料計算ツール。令和8年度の月額17,920円をもとに、毎月納付・早割・6か月・1年・2年前納の納付額と割引額、付加保険料で増える付加年金を計算します。
- 空き家の3,000万円特例の計算ツール(相続した実家の売却、3人以上は2,000万円)空き家3000万円特例(相続した空き家を売ったときの特例)の計算。売却代金・取得費・持分・相続人の数から、控除額と特例あり・なしの譲渡所得税、節税額を比べます。