高額療養費の計算ツール(70歳未満・2026年8月からの限度額)
高額療養費計算を、1か月にかかった医療費の総額(10割)と所得区分を選ぶだけで行えるツールです。厚生労働省の資料(令和8年8月〜令和9年7月の限度額、2026年10月6日確認)の計算式で、70歳未満の人の自己負担限度額と、窓口で払った3割負担から払い戻される高額療養費の額を出します。
計算例:1か月の医療費の総額(10割・保険適用分) 1,000,000 · 所得区分(70歳未満): 年収約370万〜約770万円(標準報酬月額28万〜50万円) · 多数回該当: 該当しない → 自己負担限度額(1か月):92,940円。出典:70歳未満:年収約1,160万円~ 270,300円+(医療費-901,000円)×1%〈多数回140,100円〉年間上限1,680,000円/約770万~約1,160万円 179,100円+(医療費-597,000円)×1%〈93,000円〉1,110,000円/約370万~約770万円 85,800円+(医療費-286,000円)×1%〈44,400円〉530,000円/~約370万円 61,500円〈44,400円〉530,000円/住民税非課税 36,900円〈24,600円〉290,000円。例:年収約370万~約510万円、医療費100万円で92,940円, 厚生労働省「高額療養費制度に関する参考資料」患者負担割合及び高額療養費自己負担限度額(令和8年8月~令和9年7月)(2026年10月6日確認)。更新日:
計算方法
高額療養費の計算方法
高額療養費制度は、医療機関や薬局の窓口で払った1か月の医療費が上限額(自己負担限度額)を超えたとき、超えた分が払い戻される制度です。上限額は年齢と所得で決まります。厚生労働省の資料では、70歳未満の2026年8月から2027年7月までの限度額は次のとおりです。
| 所得区分 | 月の限度額 | 多数回該当 | 年間上限 |
|---|---|---|---|
| 年収約1,160万円〜 | 270,300円+(医療費-901,000円)×1% | 140,100円 | 1,680,000円 |
| 年収約770万〜約1,160万円 | 179,100円+(医療費-597,000円)×1% | 93,000円 | 1,110,000円 |
| 年収約370万〜約770万円 | 85,800円+(医療費-286,000円)×1% | 44,400円 | 530,000円 |
| 〜年収約370万円 | 61,500円 | 44,400円 | 530,000円 |
| 住民税非課税 | 36,900円 | 24,600円 | 290,000円 |
「医療費」は、窓口負担の前の医療費の総額(10割)です。1%の部分の1円未満は四捨五入して表示しています。
計算例(年収約370万〜約770万円の場合)
- 医療費100万円(窓口負担30万円):85,800円+(1,000,000円-286,000円)×1% = 92,940円。払い戻しは 300,000円 - 92,940円 = 207,060円
- 医療費200万円(窓口負担60万円):85,800円+(2,000,000円-286,000円)×1% = 102,940円
- 医療費300万円(窓口負担90万円):85,800円+(3,000,000円-286,000円)×1% = 112,940円
医療費100万円のときの所得区分ごとの比較
| 所得区分 | 月の限度額 | 払い戻し |
|---|---|---|
| 年収約1,160万円〜 | 271,290円 | 28,710円 |
| 年収約770万〜約1,160万円 | 183,130円 | 116,870円 |
| 年収約370万〜約770万円 | 92,940円 | 207,060円 |
| 〜年収約370万円 | 61,500円 | 238,500円 |
| 住民税非課税 | 36,900円 | 263,100円 |
多数回該当と年間上限
直近12か月の間に高額療養費に該当した月が3か月以上ある場合、4か月目からは限度額が「多数回該当」の額に下がります。多数回該当の額は2026年8月の見直しでも据え置かれました。
2026年8月からは、新たに年間上限(毎年8月から翌年7月までの12か月の自己負担の上限)が設けられ、月単位の限度額に届かない月が続く長期療養の人も負担が軽くなる場合があります。年収約200万円以下などの人には、年間上限41万円が2027年8月以降に払い戻しの形で適用されます。
注意点
- このツールは70歳未満・3割負担の人の計算です。70歳以上は外来特例など別の限度額になります。
- 2027年8月からは所得区分がさらに細かく分かれる予定です。
- 同じ世帯で合算できる場合(世帯合算)や、健康保険組合の付加給付は計算に含めていません。
あわせて使えるツール
1年間の医療費が多かったときの確定申告は医療費控除の計算、病気やけがで仕事を休んだときは傷病手当金計算、家族の介護で休むときは介護休業給付金計算、出産の前後の休みは産休計算で確認できます。
よくある質問
医療費100万円だと自己負担はいくらですか?
年収約370万〜約770万円の人なら、85,800円+(100万円-286,000円)×1% = 92,940円です。窓口で30万円払った場合、207,060円が払い戻されます。
2026年8月から高額療養費は何が変わりましたか?
月の限度額が引き上げられ(年収約370万〜約770万円なら80,100円+1%から85,800円+1%へ)、多数回該当は据え置き、新たに年間上限が設けられました。
年収370万円未満の人の上限はいくらですか?
2026年8月からは月61,500円、多数回該当なら44,400円です。年間上限は530,000円です。
多数回該当とは何ですか?
直近12か月で高額療養費に該当した月が3か月以上あると、4か月目から限度額が下がる仕組みです。年収約370万〜約770万円なら44,400円になります。
年間上限はいくらですか?
70歳未満で、年収約1,160万円〜は168万円、約770万〜約1,160万円は111万円、約370万〜約770万円と〜約370万円は53万円、住民税非課税は29万円です。
計算した額と実際の払い戻しが合わないのはなぜですか?
このツールは1か月の保険適用の医療費を1つにまとめて計算しています。世帯での合算や健康保険組合の付加給付は含めていないため、実際の額は加入している健康保険で確認してください。
出典・根拠
- 70歳未満:年収約1,160万円~ 270,300円+(医療費-901,000円)×1%〈多数回140,100円〉年間上限1,680,000円/約770万~約1,160万円 179,100円+(医療費-597,000円)×1%〈93,000円〉1,110,000円/約370万~約770万円 85,800円+(医療費-286,000円)×1%〈44,400円〉530,000円/~約370万円 61,500円〈44,400円〉530,000円/住民税非課税 36,900円〈24,600円〉290,000円。例:年収約370万~約510万円、医療費100万円で92,940円: 厚生労働省「高額療養費制度に関する参考資料」患者負担割合及び高額療養費自己負担限度額(令和8年8月~令和9年7月)(2026年10月6日確認)
- 厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
更新日: · 編集方針
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