油圧シリンダーの計算:押す力・引く力・速度・必要油量

この油圧シリンダー 計算ツールは、複動シリンダーの理論出力をシリンダー内径・ロッド径・圧力から求めます。押し側はピストン全面積、引き側はロッドを除いた環状面積で計算します。流量とストロークを入れると速度・油量・時間も表示。内径100 mm・ロッド56 mm・16 MPa(160 bar)なら押す力125.66 kN、引く力86.26 kNです。

計算例:単位: メートル法(mm・bar・L/min) · シリンダー内径(ピストン径) 100 · ロッド径 56 · 圧力 160 · ポンプ流量(任意) 60 · ストローク(任意) 500 → シリンダー出力:押す力 125.66 kN・引く力 86.26 kN。出典:Bosch Rexroth RE 17332 (edition 2021-07), hydraulic cylinder series CDH1/CGH1/CSH1, p. 14 “Diameters, areas, forces, flow”: areas A1/A2/A3, area ratio φ, forces F1/F2/F3 as theoretical static force without efficiency, flow at 0.1 m/s (read 09.10.2026)。更新日:

mm
0 = ロッドなし(プランジャ)
bar(1 MPa = 10 bar)
L/min。0 = 速度を計算しない
mm。0 = 油量を計算しない
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結果

シリンダー出力
押す力 125.66 kN・引く力 86.26 kN
詳細
項目値
ピストン面積 A178.54 cm²
ロッド面積 A224.63 cm²
環状面積 A3 = A1 − A253.91 cm²
面積比 φ = A1 ÷ A31.46
押し側出力 F1(前進)125.66 kN
引き側出力 F3(後退)86.26 kN
差動出力 F2(差動回路)39.41 kN
前進速度0.127 m/s
後退速度0.185 m/s
差動回路での前進速度0.406 m/s
前進に必要な油量3.93 l
後退に必要な油量2.70 l
前進時間3.9 s
後退時間2.7 s
効率・摩擦・背圧を含まない計算上の理論静的出力です。実際の出力はこれより小さく、目安の上限と考えてください。ロッドの座屈とシリンダーの定格圧力は別に確認してください。

計算方法

出力 = 圧力 × 面積。前進時は油がピストン全面積 A1 = π × D² ÷ 4 を押し、後退時はロッドが面積 A2 = π × d² ÷ 4 をふさぐため、環状面積 A3 = A1 − A2 にしか圧力がかかりません。Bosch Rexroth はシリンダーのデータシートでこの3つの面積と出力を「効率を考慮しない理論静的シリンダー力」として示しています。

16 MPa(160 bar)での計算例

メートル法では F [kN] = p [bar] × A [cm²] ÷ 100 です。

内径 / ロッド径押す力 F1引く力 F3φ
40 / 22 mm20.11 kN14.02 kN1.43
50 / 28 mm31.42 kN21.56 kN1.46
63 / 36 mm49.88 kN33.59 kN1.48
80 / 45 mm80.42 kN54.98 kN1.46
100 / 56 mm125.66 kN86.26 kN1.46
125 / 70 mm196.35 kN134.77 kN1.46

データシートとの照合:Rexroth は内径100 mm・25 MPa(250 bar)で196.35 kN、ロッド56 mmで面積比1.46としています。

速度・油量・動作時間

速度 = 流量 ÷ 面積。60 L/min なら100/56のシリンダーは前進0.127 m/s、後退0.185 m/s(環状面積が小さいため速い)。ストローク500 mmでは前進に油3.93 Lと3.9秒、後退に2.70 Lと2.7秒かかります。逆に Rexroth は内径100 mmで0.1 m/sを出すのに47.1 L/minが必要としています。圧力の換算はbar・psi 換算、F = p × A の基本は力の計算、容積は円柱の体積で確認できます。

よくある質問

油圧シリンダーの推力はどう計算しますか?

圧力×面積です。内径100 mmの面積は78.54 cm²で、160 barなら押す力は125.66 kNです。

なぜ引く力は押す力より小さいのですか?

後退時はロッドがピストンの一部をふさぎ、環状面積 A1 − A2 だけが効くためです。ロッド56 mmなら53.91 cm²、160 barで86.26 kNです。

シリンダー速度の計算式は?

流量÷面積です。60 L/minを78.54 cm²で割ると前進0.127 m/sです。

面積比 φ とは何ですか?

ピストン面積÷環状面積(A1 ÷ A3)です。100/56 mmでは φ = 1.46 で、後退は前進の1.46倍速くなります。

差動回路の出力とは?

両側に圧力がかかり、ロッド面積 A2 だけが押す回路です。出力は小さく(160 barで39.41 kN)、前進は速くなります。

計算した推力はそのまま出ますか?

いいえ。理論静的出力で、パッキンの摩擦・背圧・効率で実際は小さくなります。定格圧力とロッドの座屈は別途確認してください。

出典・根拠

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