ABテストの有意差を計算(p値・必要サンプル数つき)
パターンAとBの訪問数とコンバージョン数を入力すると、ABテストの有意差があるかどうかを判定します。統計的に有意かどうか、改善率と信頼区間に加えて、信頼できるテストに必要なパターンごとの訪問数も計算します。
計算例:パターンA:訪問数 10,000 · パターンA:コンバージョン数 200 · パターンB:訪問数 10,000 · パターンB:コンバージョン数 250 · 信頼水準: 95%(標準) → 判定:信頼水準95%で有意です:BはAよりコンバージョンが高い結果です(p = 0.0171)。。出典:NIST/SEMATECH e-Handbook of Statistical Methods, 7.3.3: comparing two proportions (pooled z-test)。更新日:
計算方法
有意差の計算方法
このツールは2標本の比率のz検定(NIST/SEMATECH e-Handbook)を使います。コンバージョン率 pA = コンバージョン数 ÷ 訪問数、合算した比率 p = (cA + cB) ÷ (nA + nB)、z = (pB − pA) ÷ √(p(1 − p)(1/nA + 1/nB)) です。両側のp値は、本当の効果がないと仮定したときに、これ以上大きな差が出る確率を表します。
計算例
| 訪問数 | コンバージョン数 | 率 | |
|---|---|---|---|
| A | 10,000 | 200 | 2.00% |
| B | 10,000 | 250 | 2.50% |
改善率は25%、z = 2.38、p = 0.0171 で、信頼水準95%で有意です。本当の差は、95%の信頼度で +0.09〜+0.91 ポイントの範囲にあります。
ABテストに必要なサンプル数
パターンごとのn = (z1−α/2·√(2p̄(1 − p̄)) + z1−β·√(pA(1 − pA) + pB(1 − pB)))² ÷ (pB − pA)² です。2.0%と2.5%の差を信頼水準95%・検出力80%で見つけるには、パターンごとに約13,800訪問が必要です。2.0%と2.2%なら約80,700訪問になります。
よくある間違い
- 途中経過を見て止めてしまうこと:有意になった時点で終了すると、偽陽性が増えます。
- サンプル不足のテスト:小さな差を見つけるには非常に多くのサンプルが必要です。
- 有意水準を調整せずに、多くのパターンや指標を同時にテストすること。
よくある質問
ABテストの有意差はどうやって判断しますか。
p値が設定した基準(通常は0.05、つまり信頼水準95%)を下回れば有意と判断します。その場合、この大きさの差が偶然で生じる可能性は低いと考えられます。
ABテストの有意差はどのように計算しますか。
2標本の比率のz検定を使います。コンバージョン率の差を合算した標準誤差で割ってzを求め、それをp値に変換します。このツールが両方を自動で計算します。
ABテストはどのくらいの期間続けるべきですか。
事前に計算したサンプル数に各パターンが達するまで続けます。曜日による変動をならすため、少なくとも丸1週間は実施してください。
ABテストにはどれくらいのサンプル数が必要ですか。
現在のコンバージョン率と、検出したい改善幅によって決まります。2.0%から2.5%への改善を信頼水準95%・検出力80%で見つける場合、パターンごとに約13,800訪問が目安です。
統計的検出力とは何ですか。
実際に存在する効果を見つけられる確率のことです。80%が一般的な目標で、ここでもサンプル数の計算に使っています。
出典・根拠
- NIST/SEMATECH e-Handbook of Statistical Methods, 7.3.3: comparing two proportions (pooled z-test)
- D. Zhang, ST 520 Statistical Principles of Clinical Trials, Ch. 6: Sample Size Calculations (two proportions)
更新日: · 編集方針
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