インフレ計算:お金の価値は何年でどれだけ変わる?

インフレ計算は、金額と「いつのお金か」「いつの物価で見るか」を入れるだけ。同じ買い物ができる金額、その間の物価上昇率、年平均の上昇率がわかります。たとえば1990年の1万円は、2025年の物価では12,487円に相当します。計算には日本の消費者物価指数(CPI)の年平均を使います。

計算例:国・物価指数: 日本(消費者物価指数) · 金額 10,000 · 元の年 1,990 · 比べる年 2,025 → 同じ価値の金額:1990年の¥10,000は、2025年の¥12,487に相当。出典:dl-de/by-2-0, Statistisches Bundesamt (Destatis), GENESIS-Online, 表61111-0001:ドイツの消費者物価指数、年平均、2020年=100(2026年9月27日取得)。ライセンス:Datenlizenz Deutschland – Namensnennung – Version 2.0。更新日:

その金額を使っていた年
どの年の物価で表すか
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結果

同じ価値の金額
1990年の¥10,000は、2025年の¥12,487に相当
期間中の物価上昇率(累積)
24.87%
年平均の物価上昇率
0.64%
お金の価値の目減り
19.92%
使った指数
1990年:94.534・2025年:118.044(2010=100)
年ごとの推移
年指数前年比金額
199094.5343.1%¥10,000
199197.6083.3%¥10,325
199299.3261.8%¥10,507
1993100.5611.2%¥10,638
1994101.260.7%¥10,711
1995101.131-0.1%¥10,698
1996101.2690.1%¥10,712
1997103.0391.7%¥10,900
1998103.7210.7%¥10,972
1999103.367-0.3%¥10,934
2000102.668-0.7%¥10,860
2001101.908-0.7%¥10,780
2002100.967-0.9%¥10,680
2003100.708-0.3%¥10,653
2004100.699-0.0%¥10,652
2005100.414-0.3%¥10,622
2006100.6650.2%¥10,648
2007100.7250.1%¥10,655
2008102.1151.4%¥10,802
2009100.734-1.4%¥10,656
2010100-0.7%¥10,578
201199.728-0.3%¥10,549
201299.684-0.0%¥10,545
2013100.0180.3%¥10,580
2014102.7772.8%¥10,872
2015103.5950.8%¥10,958
2016103.463-0.1%¥10,944
2017103.9640.5%¥10,997
2018104.9921.0%¥11,106
2019105.4840.5%¥11,158
2020105.458-0.0%¥11,156
2021105.212-0.2%¥11,129
2022107.842.5%¥11,407
2023111.3643.3%¥11,780
2024114.4142.7%¥12,103
2025118.0443.2%¥12,487

計算方法

インフレ計算のしくみ

物価が上がると、同じ金額で買えるものが減ります。その変化を測るのが消費者物価指数(CPI)です。このツールは日本の消費者物価指数(総合)の年平均を、世界銀行が公表している系列(2010年=100、1960〜2025年)で使います。前年比は総務省統計局の公表値とほぼ同じで、2022年は+2.5%、2023年は+3.3%(公表値は+3.2%。系列が異なるための端数の差)、2024年は+2.7%、2025年は+3.2%でした。

  1. 国を選びます(日本が最初から選ばれています)。
  2. 金額を入れます。
  3. 「元の年」と「比べる年」を選びます。逆向き(今の金額を昔の価値に直す)にも使えます。
  4. 同じ価値の金額、累積の上昇率、年平均、年ごとの表が表示されます。

インフレ計算の式

Excelなら =金額*指数_後/指数_前、年平均は =(指数_後/指数_前)^(1/年数)-1 で同じ計算ができます。

例:1990年の1万円は今いくら?

指数は1990年が94.534、2025年が118.044です。10,000 × 118.044 ÷ 94.534 = 12,487円。35年間の物価上昇は合計24.87%、年平均では0.64%にとどまります。バブル崩壊後の長いデフレ期を含むためです。

金額と年2025年の物価で年平均
1万円(1970年)36,131円2.36%
100円(1980年)153円0.95%
1万円(1990年)12,487円0.64%
100万円(2000年)1,149,765円0.56%
1万円(2020年)11,193円2.28%

年ごとの表を見ると、第一次オイルショック後の1974年は+23.2%(いわゆる狂乱物価)、2020年と2021年はわずかなマイナスでした。消費税の導入・引き上げがあった1989年(+2.3%)、1997年(+1.8%)、2014年(+2.8%、公表値は+2.7%)は、前後の年より上昇率が高くなっています(2019年10月の引き上げは年の途中だったため、年平均では+0.5%)。

将来の目減りをシミュレーション

これからのインフレは公式データがないため、「ほかの国・将来:上昇率を自分で指定」を選び、一定の年率で試算します。日本銀行の物価目標と同じ年2%が続くと、今の1万円と同じ買い物には10年後に12,190円が必要です。逆に、20年後の1,000万円は今の約673万円分の価値しかありません(10,000,000 ÷ 1.0220)。老後資金を考えるなら老後資金シミュレーション、運用で増やす場合は複利計算や積立投資シミュレーションも使えます。

ほかのサイトと結果が少し違う理由

月ごとの指数で計算するサイトや、生鮮食品を除く総合(コアCPI)を使う計算とは、数字がわずかに変わります。物価指数は平均的な家計の買い物かごの値段なので、実際に感じる値上がりは、何にお金を使うかで人それぞれです。賃金の伸びとの比較には昇給計算、増減率だけならパーセント計算が便利です。

データ:世界銀行 World Development Indicators、FP.CPI.TOTL(CC BY 4.0)。結果はこのデータをもとにした当サイトの計算です。公式の数値は総務省統計局の消費者物価指数をご確認ください。

よくある質問

1990年の1万円は今いくらの価値がありますか?

消費者物価指数(年平均)で計算すると、1990年の1万円は2025年の12,487円に相当します。35年間の物価上昇は24.87%、年平均0.64%です。

2つの年の間のインフレ率はどう計算しますか?

後の年の消費者物価指数を前の年の指数で割り、1を引きます。2020年(105.458)から2025年(118.044)までは11.93%の上昇です。金額に同じ比率を掛ければ、今の価値に換算できます。

年平均の物価上昇率はどう求めますか?

幾何平均を使います:(指数(後)÷ 指数(前))1/n − 1。2020〜2025年なら 1.11931/5 − 1 = 年2.28%。累積の上昇率を年数で割るだけだと、少し大きくなってしまいます。

将来のインフレで貯金はどれだけ目減りしますか?

「上昇率を自分で指定」で試算できます。年2%が20年続くと、1,000万円の価値は今の約673万円分になります。実際の物価がこの通りになるわけではありません。

データはどこのものですか?

世界銀行が公表している日本の消費者物価指数(2010年=100、年平均)です。前年比は総務省統計局の公表値とほぼ一致します(例:2024年+2.7%)。2026年分は年平均が公表され次第追加します。

アメリカやドイツの物価でも計算できますか?

はい。「国・物価指数」でアメリカ(労働統計局のCPI-U、1913年から)やドイツを選べます。金額はそれぞれドル、ユーロで表示されます。

出典・根拠

更新日: · 編集方針

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