建ぺい率・容積率の計算ツール(前面道路の幅員・坪表示)
建ぺい率計算を、敷地面積と建築面積を入れるだけで行えるツールです。建ぺい率(建築面積 ÷ 敷地面積)と容積率(延べ床面積 ÷ 敷地面積)を計算し、都市計画で決められた上限と比べて、建てられる建築面積と延べ床面積を㎡と坪で表示します。前面道路の幅が12m未満のときの容積率の制限(建築基準法第52条第2項)や、角地などの建ぺい率の緩和にも対応しています。
計算例:敷地面積 150 ㎡ · 建築面積(建坪) 60 ㎡ · 延べ床面積 120 ㎡ · 指定建ぺい率 60 % · 指定容積率 200 % · 前面道路の幅員 4 m · 用途地域: 住居系(低層住居・中高層住居・住居・準住居・田園住居):幅員 × 0.4 · 建ぺい率の緩和: なし → 建ぺい率・容積率:建ぺい率 40%・容積率 80%。出典:容積率:前面道路の幅員12m未満は幅員 × 4/10(住居系)または 6/10 以下。建蔽率:角地・防火地域の耐火建築物等は+1/10(両方で+2/10)、建蔽率8/10の防火地域内の耐火建築物等は適用除外, 建築基準法(昭和25年法律第201号)第52条・第53条(2026年10月6日確認)。更新日:
計算方法
建ぺい率・容積率の計算方法
建ぺい率(%)= 建築面積 ÷ 敷地面積 × 100
容積率(%)= 延べ床面積 ÷ 敷地面積 × 100
敷地150㎡に建築面積60㎡・延べ床面積120㎡の家を建てるなら、建ぺい率は 60 ÷ 150 × 100 = 40%、容積率は 120 ÷ 150 × 100 = 80%です。建ぺい率・容積率の上限は、用途地域ごとに都市計画で決められています(建築基準法第52条・第53条)。
建てられる広さの求め方
上限の面積は 敷地面積 × 上限の率 で求めます。敷地150㎡・建ぺい率60%・容積率200%なら、建築面積は90㎡(約27.2坪)まで、延べ床面積は300㎡まで建てられる計算です。ただし、次の前面道路による制限があると、容積率の上限が下がります。
前面道路の幅員による容積率の制限
前面道路の幅員が12m未満の敷地では、容積率は道路の幅員(m)× 0.4(住居系の用途地域)または× 0.6(それ以外)以下で、指定容積率と比べて小さいほうが上限です。
| 前面道路の幅員 | 住居系(× 0.4) | それ以外(× 0.6) |
|---|---|---|
| 4m | 160% | 240% |
| 5m | 200% | 300% |
| 6m | 240% | 360% |
| 8m | 320% | 480% |
上の例で前面道路が4m・住居系なら、4 × 0.4 × 100 = 160%が指定の200%より小さいので、容積率の上限は160%、延べ床面積は 150㎡ × 160% = 240㎡(約72.6坪)までです。特定行政庁が指定した区域では0.6や0.4・0.8になる場合があります。
建ぺい率の緩和(角地・防火地域)
特定行政庁が指定する角地などの敷地や、防火地域内の耐火建築物(準防火地域内の耐火・準耐火建築物)などは、建ぺい率の上限に10%を加えられます。両方に当てはまれば20%です。このツールでは「建ぺい率の緩和」で選びます。建ぺい率80%の地域の防火地域内の耐火建築物などは制限がなくなる場合があり、その場合は上限100%と考えます。
坪への換算
1坪は約3.3058㎡(400/121㎡)で、㎡に0.3025を掛けると坪になります。90㎡は約27.2坪、240㎡は約72.6坪です。
このツールで計算しないもの
延べ床面積に算入しない部分(車庫や地下室の一部、吹き抜けなど)の扱い、敷地が2つの用途地域にまたがる場合、道路斜線や北側斜線などの高さの制限は計算しません。実際の建築計画は、自治体の窓口や建築士に確認してください。
あわせて使えるツール
㎡と坪の換算は坪・平方メートル換算、部屋の広さは平米計算、畳数は畳・平米・坪の換算、屋根の勾配は寸勾配 角度 換算表、土地を売買するときの手数料は仲介手数料計算で確認できます。
よくある質問
建ぺい率の計算式は?
建築面積 ÷ 敷地面積 × 100 です。敷地150㎡に建築面積60㎡なら40%です。
容積率の計算式は?
延べ床面積 ÷ 敷地面積 × 100 です。敷地150㎡に延べ床面積120㎡なら80%です。
建ぺい率60%・敷地150㎡なら何坪の家が建ちますか?
建築面積(1階の広さの目安)は 150㎡ × 60% = 90㎡、約27.2坪までです。延べ床面積は容積率で決まります。
前面道路が4mのときの容積率は?
住居系の用途地域なら 4 × 0.4 = 160%、それ以外なら 4 × 0.6 = 240%が上限です。指定容積率がこれより小さければ、指定容積率が上限になります。
角地だと建ぺい率は増えますか?
特定行政庁が指定する角地などなら、建ぺい率の上限に10%を加えられます。指定の有無は自治体で確認してください。
カーポートは建築面積に入りますか?
屋根と柱があるカーポートは、原則として建築面積に入ります。国土交通大臣が「高い開放性がある」と認めた構造なら、端から1m以内の部分は建築面積に入れません(建築基準法施行令第2条)。扱いは自治体や建築士に確認してください。
敷地が2つの用途地域にまたがるときは?
それぞれの部分の面積の割合で上限を加重平均します(建築基準法第53条第2項など)。このツールは1つの用途地域として計算します。
出典・根拠
- 容積率:前面道路の幅員12m未満は幅員 × 4/10(住居系)または 6/10 以下。建蔽率:角地・防火地域の耐火建築物等は+1/10(両方で+2/10)、建蔽率8/10の防火地域内の耐火建築物等は適用除外: 建築基準法(昭和25年法律第201号)第52条・第53条(2026年10月6日確認)
- 建築面積・床面積・延べ面積の算定。高い開放性を有する構造は端から1m以内を建築面積に算入しない: 建築基準法施行令 第2条(面積の算定方法)
- ウィキペディア – 尺貫法(1坪 = 400/121 ㎡ ≒ 3.3058㎡)
更新日: · 編集方針
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