飽差 計算(g/m³・VPD)

飽差 計算ツールで、気温と相対湿度から飽差(空気1 m³があと何gの水蒸気を含めるか)と、飽差圧(VPD)を求めます。気温25 °C・湿度60 %では飽和水蒸気量が23.0 g/m³、実際の水蒸気量が13.8 g/m³なので、飽差は9.2 g/m³、VPDは1.27 kPaです。

計算例:温度の単位: °C · 気温 25 · 相対湿度 60 % → 飽差:飽差 9.2 g/m³(VPD 1.27 kPa)。出典:FAO Irrigation and Drainage Paper 56 (Allen et al. 1998), chapter 3: saturation vapour pressure (eq. 11), actual vapour pressure (eq. 19), vapour pressure deficit (read 09.10.2026)。更新日:

%
葉温 − 気温。葉が2 °C低ければ −2。0 = 空気のみ
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結果

飽差
飽差 9.2 g/m³(VPD 1.27 kPa)
詳細
項目値
飽和水蒸気圧(es)3.17 kPa
実際の水蒸気圧(ea)1.90 kPa
飽差圧 VPD(es − ea)1.27 kPa = 12.7 hPa
飽和水蒸気量23.0 g/m³
絶対湿度(水蒸気量)13.8 g/m³
飽差9.2 g/m³
計算上の目安です(FAO-56の式、標準気圧の屋外空気)。湿度計は数%ずれることが多く、飽差の値も変わります。

計算方法

飽差 = 飽和水蒸気量 − 実際の水蒸気量。まず飽和水蒸気圧 es = 0.6108 × exp(17.27 × T ÷ (T + 237.3)) kPa(Tは°C、FAO-56の式11)を求め、実際の水蒸気圧 ea = es × 湿度 ÷ 100(式19)を出します。FAOの例では、es は18 °Cで2.064 kPa、25 °Cで3.168 kPaです。

g/m³への換算

水蒸気圧を空気1 m³あたりのグラム数にするには、理想気体の式 ρ = e × M ÷(R × T)を使います。水のモル質量18.0153 g/mol(NIST Chemistry WebBook)と気体定数8.314462618 J/(mol·K)(NIST CODATA)を使っています。

飽差の早見表

気温湿度飽差VPD
20 °C70 %5.2 g/m³0.70 kPa
25 °C60 %9.2 g/m³1.27 kPa
28 °C75 %6.8 g/m³0.94 kPa
28 °C90 %2.7 g/m³0.38 kPa
30 °C50 %15.2 g/m³2.12 kPa

同じ湿度でも、気温が高いほど飽差は大きくなります。施設園芸で目標とする飽差は作物や季節で違うので、各県や指導機関の資料で確認してください。このツールは値を計算するだけで、目標値は示しません。

葉のVPD

葉は気温より少し低いことがよくあります。差を入力すると、気温25 °C・湿度60 %で葉温が2 °C低い場合、葉のVPDは1.27 kPaではなく0.91 kPaになります。

結露が始まる温度は露点の計算、蒸し暑さは暑さ指数(ヒートインデックス)の計算で確認できます。

よくある質問

飽差の計算式は?

飽差(g/m³)= 飽和水蒸気量 − 絶対湿度。25 °C・60 %なら23.0 − 13.8 = 9.2 g/m³です。飽和水蒸気量は飽和水蒸気圧から理想気体の式で求めます。

飽差とVPDの違いは?

飽差は水蒸気の量(g/m³)、VPDは水蒸気の圧力(kPa)で同じ不足分を表したものです。25 °C・60 %では飽和水蒸気圧3.17 kPa、実際の水蒸気圧1.90 kPaで、VPDは1.27 kPa、飽差は9.2 g/m³です。

飽差はどのくらいがよい?

作物や生育段階、季節で変わります。目標値は栽培指針や県の資料で確認してください。

28 °Cで湿度90 %の飽差は?

2.7 g/m³です。湿度75 %なら6.8 g/m³になります。

葉のVPDとは?

葉温での飽和水蒸気圧と、空気の水蒸気圧の差です。葉が2 °C低いと、25 °C・60 %で0.91 kPaです。

どの式を使っていますか?

飽和水蒸気圧はFAO-56の式 es = 0.6108 × exp(17.27 T ÷ (T + 237.3))、g/m³への換算はNISTの定数を使った理想気体の式です。

出典・根拠

更新日: · 編集方針

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