ユーザーエージェント確認
あなたの端末は、ウェブサイトにどのブラウザとOSを名乗っているでしょうか。ここではユーザーエージェントを文字列のまま、また項目ごとに分解して表示し、より詳しいClient Hintsも確認できます。サーバーログなどにある他の人のユーザーエージェントを貼り付けて解析することもできます。処理はすべてブラウザ内だけで行われます。
計算方法
ブラウザはページを読み込むたびにUser-AgentというHTTPヘッダーを送信します。そこにはブラウザ名、バージョン、レンダリングエンジン、OSが含まれます。ウェブサイトはこれをアクセス解析、ダウンロードボタン(「Windows版」など)の出し分け、不具合の調査に使います。このツールはあなたのユーザーエージェントを表示・分解し、より新しいClient Hintsの情報も読み取ります。
使い方
- 上部にあなたのブラウザのユーザーエージェント、その下にClient Hints、言語・Cookie・タッチ対応などの情報が表示されます。
- 「判定結果」では、ブラウザ、バージョン、エンジン、OS、端末の種類を確認できます。
- 入力欄に別のユーザーエージェント(サーバーログや不具合報告などから)を貼り付けると、すぐに解析します。自分の情報に戻すには入力欄を空にします。
スマホやブラウザでの確認方法
このページをスマホ(iPhone/Android)やパソコンのChrome、Safari、Firefox、Edgeで開くだけで、その端末とブラウザのユーザーエージェントが表示されます。開発者ツールを使う場合は、コンソールでnavigator.userAgentを実行しても同じ文字列を確認できます。
ユーザーエージェントが複雑に見える理由
ほぼすべてのユーザーエージェントはMozilla/5.0で始まり、Chromeは「Safari」や「like Gecko」まで名乗ります。これは歴史的な経緯によるもので、ウェブサイトに完全版のページを表示してもらうため、ブラウザが先行するブラウザを真似てきたためです。そのため解析では決まった順番で目印を調べます。まずEdge(Edg/)とOpera(OPR/)、次にChrome、最後にSafariです。
User-Agent ReductionとClient Hints
2023年以降、Chrome、EdgeなどのChromium系ブラウザは、ユーザーエージェントを意図的に簡略化しています(User-Agent Reduction)。マイナーバージョンは常に.0.0.0、Windowsは常にWindows NT 10.0、macOSは10_15_7と表示され、Androidでは機種名の代わりにAndroid 10; Kとなります。これはユーザーの識別(フィンガープリント)を難しくするためです。正確な情報はUser-Agent Client Hints(navigator.userAgentData)でのみ取得でき、プラットフォームのバージョン、アーキテクチャ、機種、完全なブラウザバージョンはページが明示的に要求する必要があります。FirefoxとSafariはClient Hintsに対応していません。
注意点
- 簡単に偽装できる:ユーザーエージェントはブラウザの自己申告です。拡張機能、開発者ツール(デバイスモード)、ボットは好きな文字列を送信できます。
- Windows 10か11か:ユーザーエージェントでは分からず、Client Hintsでのみ判別できます(プラットフォームのバージョン13以上=Windows 11)。
- iPad:デスクトップ表示モードのSafariはMacを名乗ります。タッチ画面があることで見分けられます。
- ウェブサイトの機能判定には、ユーザーエージェントより機能検出(APIが存在するかを確認する方法)のほうが確実です。
よくある質問
ユーザーエージェントとは?
ブラウザがページを読み込むたびに送信する1行の文字列です。ブラウザ、バージョン、エンジン、OSを伝えます。例:「Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) … Chrome/140.0.0.0 Safari/537.36」。あなたの値はこのページの一番上に表示されています。
ユーザーエージェントの確認方法は?
このページを開くだけで確認できます。スマホでもパソコンでも、表示しているブラウザのユーザーエージェントがそのまま表示され、コピーもできます。開発者ツールのコンソールでnavigator.userAgentと入力する方法もあります。
Chromeのバージョンが140.0.0.0のように表示されるのはなぜですか?
ChromiumのUser-Agent Reductionによるものです。メジャーバージョンだけが実際の値で、残りは「0.0.0」に固定されています。ブラウザが対応していれば、正確なバージョンはClient Hintsの「完全なバージョン」に表示されます。
Windows 11なのに「Windows NT 10.0」と表示されるのはなぜですか?
Microsoftがユーザーエージェントのバージョン番号を上げなかったため、Windows 10と11は同じ表示になります。Windows 11はClient Hintsで判別できます(プラットフォームのバージョンが13.0.0以上)。
ユーザーエージェントは変更・偽装できますか?
はい。開発者ツール(デバイスモード/ネットワーク条件)や拡張機能で任意の文字列を設定できます。そのため、ユーザーエージェントはセキュリティ対策には向きません。
データは保存されますか?
いいえ。値はブラウザ内で直接読み取って表示するだけで、サーバーへの送信や保存は一切ありません。貼り付けたユーザーエージェントも同様です。
出典・根拠
- MDN Web Docs – User-Agent
- MDN Web Docs – NavigatorUAData.getHighEntropyValues()
- § 10.1.5 User-Agent: RFC 9110 – HTTP Semantics
- WICG – User-Agent Client Hints
- Chromium – User-Agent Reduction
- Microsoft Learn – Detect Windows 11 using User-Agent Client Hints
更新日:
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